シングルファザーになって気付いたこと「ひとりの時間の価値」【死別シングルファザーブログ】

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幸せになるヒント

どーも気ままお父さんです!

最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に5歳娘を1人で育てているシングルファザーです。

天国の妻と未来の娘に宛てた日記や生活の質に関することを書いてます。

皆様のお役に立てれば幸いです😊

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シングルファザーになって気付いたこと「ひとりの時間の価値」【死別シングルファザーブログ】

シングルで家事育児に忙しく時間が欲しい人
これからシングルになる予定のある人で、どのような生活になるのか不安な人
シングルの方の生活が気になる人
家族との時間を有意義な時間にしたい人

そんな方に、私の体験が励みになり力になればと思い書いています。


【ひとりの時間の価値】

日々、時間に追われて過ごしていると、「ひとりの時間が欲しい」と思ってきます。

毎日、忙しく、あまりに、ひとりでゆっくりする時間が無い人にとっては、たまにできる「ひとりの時間」に、幸せを感じます。

逆に、「ひとりの時間」を取れずに、ずっと忙しいままだと、疲弊し、幸せを感じにくくなります。

私は、死別シングルファザーです。

妻は、3年半前に、闘病の末、この世を去りました。

今は、6才の娘をひとりで育てています。

シングルのひとりでの子育ては、「とても忙しい」です。

私は、まだ娘が幼く1人なので、今のところ、家事は、大して負担が増えることはありません。

娘が1人なので、ごはんは、自分の分を作って、分けるだけですし、掃除や洗濯の量も、倍になることはありません。

忙しいと感じているのは、仕事育児です。

国からいただけるひとり親の手当は、有難いです。

しかし、手当だけでは生活ができないので、働かないといけません。

仕事は、正社員で働くと、仕事だけで、1日9時間~10時間は、使います。

平日は、朝、保育園に送って仕事場にギリギリ入り、定時になったらすぐに帰り、保育園にお迎えにいきます。

家に帰るとごはんを作って食べて、お風呂に入ると、9時を過ぎです。

育児に関しては、自分の2本の手だけでは、足りなく感じます。

幼いうちは、着替えや、歯みがき、お風呂、ドライヤーなど、自分でできないことも多いので、私の2本だけの手で、すべてのお世話をしなくてはいけません。

「手が、あと2本欲しい~」って思ったことは多々あります😅

保育園や役所の手続きなども時間が掛かります。

それでも、平常時は、まだマシです。

娘が、熱を出したり、ケガをするなどトラブルが発生すると、大変な労力と精神、時間を消耗します。

病院に連れていくとなると、仕事への影響も避けられないので、会社に事情を説明して、有休の申請などをします。

熱が高いとぐったりしていますが、スーパーでの買い物でも、車に置いておくわけにもいかないので、抱っこして、ダッシュで買い物します。

当然、熱が40度近くまで上がると、心配で、夜は、何度も起きて、汗を拭いてやったり、水分を補給するので、ぐっすりと眠れません。

自分の時間を消費し、ひとりの時間などは皆無で、疲弊していきます。

こうして、日々、忙しい時は、ひとりの時間が、とても欲しくなり、ひとりの時間ができるととても幸せを感じます

妻が生きている時も、今ほどでは無かったですが、自分なりには忙しくしていて、ひとりの時間が欲しかったです。

逆に、私よりも、家事育児で忙しくしていた妻のひとりの時間を作るために、子供を公園に連れ出したりもしていました。

ひとりの時間は、とても大切で、息を抜くことも必要だと思います。

妻が、いなくなり3年半が過ぎました。

会社を変える必要が無かったので、毎日安定して働けており、収入も生活には困らない程度にはいただけます。

仕事が安定していると、生活も安定し、ひとりでの家事なども慣れてきました。

忙しかった育児も、娘が2才から6才に成長し、娘がひとりでできることも随分と増えてきました。

私が、自分の健康のために、規則正しい生活を心掛けていると、娘が熱を出す回数も随分と減ってきました。

少しですが、ひとりの時間も取れるようになってきました。

今、落ち着いて、ひとりの時間を過ごしていると、妻と一緒に過ごした時間を思い出します。

忙しい時には、気付きもしなかった妻との時間の尊さを改めて感じます。

もう、妻とは会えないと思うと、かつての2人の時間は、貴重で尊く感じます。

妻との時間は、妻が生きている時にしか共有できません。

逆に、私は、自分が生きている限り、ひとりの時間は、いつでも「ひとり」で作ることができます

優先すべきは、大切な相手との有意義な時間だと、妻を失って気付きました。

「ひとりの時間」より、「大切な人と一緒にいる時間」を増やした方が、人生豊かに生きられるのです。

さっきと言っていることが違うじゃないか!と、怒られるかもしれませんが、忙しい時には気付きませんでしたし、妻が元気で一緒に暮らしている時にも気付きませんでした。

今、シングルになって、ひとりの時間ができて、ふと思うのです。

私は、ひとりの時間を作るために生きている訳ではないと気付きました。

「無い物ねだり」ですが、ひとりの時間を過ごしていると、妻と一緒にいた時のことを思い出し、懐かしく、さみしくなるのです。

今からでも、好きなだけひとりの時間は作れますが、妻との時間は作ることができません。

当たり前なのですが、ひとりでは作れない時間があるのです。

その教訓を活かして、今、私がするべきことは、「娘との時間」を作ることだと思います。

いつか、娘とふたりの生活も終わりがきます。

娘は、大人になり、家を出て行くでしょう。

さみしいですが、私は、娘が、大人になり、自立して出ていくことを望んでいます。

その時、私は、娘と一緒に過ごした日々を思い出し、その思い出と共に、ひとりで過ごしていきます。

その時に思い出すのは、幸せに感じた「ひとりの時間」では無いと思うのです。

先日、6才の娘と、昔の写真や、動画を見ていました。

昔と言っても、6年前で、妻が生きている頃の写真や動画です。

娘は、赤ちゃんで、産院で撮った写真や、娘が初めて立った時の動画を見ていました。

そこには、元気な妻も笑って映っています。

今、それらの思い出の写真や動画を見ると、とても貴重な宝物に思えます。

思い出の中の妻は、生きていて、一緒に娘の成長を喜び、笑って娘を抱いています。

私と娘にとっては、とても貴重な「思い出」です。

6才になった娘は、思い出の写真や動画を見て色々と印象に残ったと思います。

もし、その写真や動画が無くなっても、私と娘の心の中でずっと宝物として残ります

これからもたくさんの「思い出」を、娘と作りたいと思います。

娘と一緒の空間、時間を過ごしてたくさんの「思い出」作っていきたいのです。

娘のためであり、妻のためでもあり、何より私のためです。

今、私の中で、思い出は何よりの宝物に思えます。

妻との思い出にいくらお金を積まれても、売ることは無いでしょう。

何にも代えられない宝物なのです。

ひとりの時間も大切ですが、もっと大切なのは、大切な人と有意義に過ごす時間です。

遊園地やキャンプなど特別なことをしなくても良いです。

何気なく過ごす家での時間でもたくさんの思い出は残ります。

大切な人との有意義な時間を作るために「ひとりの時間」を作り息を抜くことが必要なのです。

ひとりの時間を作り、息を抜き、肩の力を抜き、心と体に余裕を持てないと、誰かと一緒に過ごす時間も有意義になりません。

バランスが大事です。

私が、時間を作るために、あきらめた時間があります。

掃除と洗濯、テレビ、スマホです。

ロボット掃除機洗濯乾燥機など、家電に任せられる家事があれば、任せた方が時間が作れます。

テレビスマホは、時間泥棒です。

一度つけると、ダラダラ見てしまいがちなので、つけないようにしています。

最初は、物足りないですが、見なくても意外と平気なもんです。

ひとりの時間にテレビやスマホを見るのは構わないですが、娘が起きている時に、テレビやスマホは見ません。

すると、生活リズムは整い、夜は、早く眠って、朝は早く起きられるようになります。

朝は、娘が起きるまでが、自分の時間になり、家事などはせずに好きなことをするようにしています。

規則正しい生活が、時間のためにも健康のためにも一番だと思っています。

もし、「ひとりの時間」を作りたいと思っている方がいれば参考にしてください。

「ひとりの時間」は、自分が死ぬまでは、いつでも作ることができます。

しかし、今、隣にいる大切な人との時間は、いつまでも一緒に過ごすことはできません。

私は、忙しい時に、ひとりの時間を過ごしていると、幸せを感じます。

しかし、ひとりの時間で、宝物と思える思い出はあまり多くはありません。

その時は、幸せに感じるのですが、ほとんど思い出には残っていないのです。

だからと言って、ひとりの時間が無くなると、心身ともに健康を保てません。

心身を健康に保ってこそ、余裕ができ、大切な人と有意義な時間を過ごせるのです。

そして、私の心の中に残っている宝物は、誰かと過ごしている思い出ばかりです。

私が宝物と思える思い出の多くは、妻と過ごした時間や娘と過ごしている時間、両親、妹弟、友人と過ごした思い出です。

どうか、今の時間に目を向けてみて下さい。

何気ない日常ですが、未来に宝物と思える時間を過ごしているかもしれません。

私みたいに日常を失ってから、「宝物」と気付くより、今から「宝物」と思って過ごした方が、人生が豊かになります。

妻と死別し、シングルファザーになって3年半が過ぎ、「ひとりの時間」について考えてみました。

娘が大きくなったら、考え方も変わるかもしれません。

その時は、また気持ちを書いていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊

人生を大切に生きるヒントになればうれしいです😊