死別シングルファザーが、「時間」について語ってみた。

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幸せになるヒント

どーも気ままお父さんです!

5年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に7歳娘を1人で育てている47才のシングルファザーです。

今は、死別を受け入れ、娘と二人で、幸せと笑顔いっぱいに暮らしています😊

どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?

このブログには、死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、家族の心温まるエピソードを残しています。

何か小さなことでも、当ブログが皆様のお役に立つことができたなら、うれしいです😊

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死別シングルファザーが、「時間」について語ってみた。

1,はじめに

5年前、妻は、病気で亡くなりました。

妻が、病気と分かってから、亡くなるまでの時間は、半年でした。

最後の半年は、妻と過ごす、すべての時間が、とても貴重に思い、お互いに大切に過ごそうと心がけることができました。

妻は、「娘と私とまだまだ一緒にいたい」と言い、天国に行きました。

さぞ、心残りだったと思います。

妻は天国に行き、「時間」を失いました。

妻は、もう、年を取りませんし、今を感じることもできないですし、未来に何が起こるか、知ることができなくなりました。

妻のことを想うと、私は、日を増すごとに「今を大切にしたい」という気持ちが、強くなっていきます。

大切な家族を亡くし、シングルファザーになった私が、「時間」について語ってみたいと思います。

「今を生きる」、「今隣にいる人との時間」を大切にするきっかけになればうれしいです。

目次
1,はじめに
2,時間が過ぎるのが早い?
3,妻の分も今を生きる
4,時間をゆっくり流したい
5,おわりに

2,時間が過ぎるのが早い?

妻が、亡くなって5年が経つのですが、あっという間に感じます。

最近でも、「年が明けてから、2ヶ月が過ぎた」と聞くと、「もうそんなに!」って、驚いてしまいます。

時間が過ぎるのが早く感じるのは、「年齢」のせいだと思っていました。

子供の頃に感じていた時間の早さと、大人になってから感じる時間の早さでは、たしかに感じ方が違います。

でも、最近、私は、時間が、早く感じるのは、「年齢」のせいだけでは無い気がしています。

たしかに、楽しい時を過ごしていたり、逆に、忙しくて時間に追われていると、時間が過ぎるのを早く感じます。

私は、そのような時間は、自分の好きなことや、やるべきことをしているので、「自分の時間を使っていて」良いと思えます。

しかし、最近では、有意義でも無いのに、時間を忘れる時があります。

例えば、スマホを触っている時です。

スマホを触っていると、時間が早く過ぎるというより、時間をスキップしているような、時間が無くなった感じを受けます。

「自分の時間を過ごしている」感覚は全く無く、「あれっ?何してたんだろう?」って、後悔する方が多いです。

スマホでは、1日、何時間使ったか、調べる機能が付いています。

私は、2時間ぐらいなのですが、そのスマホを見ている2時間は、時間がスキップしているので、時間が早く過ぎてしまうと感じるのも、当たり前だと思うのです。

この無意識に流れていく時間は、あまりにもったいないと思うのです。

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3,妻の分も今を生きる

妻は、私より、4才年上でした。

妻は、46才で亡くなり、46才のまま、年を取らなくなりました。

私は、妻が亡くなってから、5年経ったので、42才から、47才になりました。

今、私は、妻の年齢を追い越し、妻より長く生きています。

妻の年齢を追い越したことで、私の心境に少し変化がありました。

妻は、46年間の人生の時間しか、過ごすことができず、47才になった私は、妻より長い人生の時間を過ごすことになります。

妻は、死にたくて死んだ訳ではありません。

最後まで、病気と闘い、自分のため、家族のため、1日でも長く生きたていたいと願っていました。

妻より長く生きている私は、今の時間を無意識に生きるのではなく、「妻の分も時間を大切にして生きていきたい」と、強く思うのです。

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4,時間をゆっくり流したい

私は、無意識の時間を減らしたいと思うようになりました。

そうすれば、時間が、今よりもずっと、ゆっくりと流すことができそうな気がします。

正直なところ、私は、妻を喪い、この人生に未練はありません。

娘の子育てが終わったら、いつでも、妻に会いに行っても良いと思っています。

だからと言って、このまま時間を早送りして、妻に会いに行ったら、妻に残念がられてしまいそうですし、申し訳ないです。

なので、妻が、過ごしたくても過ごせなかった「今」を、妻の分も感じて生きていきたいと思っています。

時間を、ゆっくりと流せば、もっと「今」を感じて生きていけると思うのです。

私は、次に挙げている方法で、無意識の時間を減らしてみたいと思っています。

・「空いた時間」に、スマホを触らない。

・「ながら」を止める。

試してみたのですが、この二つのことを意識すると、随分と、時間はゆっくりと流れてくれます。

という言うより、時間の流れが遅くて、待てないぐらいです。

特に、空いた時間にスマホを触らないようにすると、時間が経つのが遅いです。

しかし、スマホを触らないようにするのは、最初は、かなりストレスを感じました。

私は、ストレスを感じるほど、待ち時間に耐えることができなくなっていたのです。

過去を振り返ってみると、歩いていて、信号が赤になったら、すぐにポケットに手が伸びて、スマホを取り出してました。

別に、着信があったり、メールが届いた訳でもありません。

目的もなく、何かないか「確認」をしているだけです。

スマホの「確認」をしている間に、信号は、いつの間にか青に変わっていて、待ち時間は、無かったかのように感じます。

ひどい時は、青になったのも気付かないくらいです。

その他にも、飲食店で、注文してから、料理が出てくるまでや、病院で、自分の名前が呼ばれるまで、電車に乗っている時間、会議が始まるまでの待ち時間などなど。。。

この待ち時間が、耐えられず、スマホを確認して、時間を飛ばしていました。

繰り返しているうちに、「待ち時間」に耐えることができなくなっており、「待ち時間」にスマホを触らないようにすることに、かなりのストレスを感じるようになっていたのです。

ストレスを感じるぐらいなので、信号が青に変わるまでの1分の「待ち時間」は、永遠に続くぐらいに長く感じます。

今では、「待ち時間」に耐性がついてきたので、娘といる時にスマホを触ったりすることも無くなりました。

また、同時に2つのことをしないようにするのも、時間をゆっくり流すのには、効果的でした。

特に、テレビ(スマホ)を見ながら、ごはんを食べたり、音楽を聴きながら、家事をするのを止めてみました。

娘とごはんを食べる時は、私の方が、先に食べ終わります。

娘が、食べ終わるまで待つのですが、テレビやスマホを見ずに、じっと待っていると、すごく時間がゆっくりと流れます。

また、家事では、娘の上靴を洗ったり、アイロンを掛けたり、洗濯物を畳んだり、同じ動作の繰り返しをする時などは、一つのことに集中することにより、時間は、ゆっくりと流れていきます。

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5,おわりに

私は、妻が亡くなり、シングルファザーになってから、より一層、生活の無駄を無くし、効率良くしようと、生活してきました。

忙しかったのもあるのですが、時短をして、「時間を作る」ことが、時間を大切にすることだと思っていたのです。

たしかに、今では、家事にも慣れ、時間にも心にも余裕のある生活になりました。

しかし、今、落ち着いた心で、過去を振り返ると、時間を大切にしてきたとは、思えないのです。

待ち時間を嫌い、何でも効率良く時短して、時間が少しでも空けば、「何かすることはないか?」と、何かに追われて、焦って生活してきたように思います。

もちろん、本を読む時間やブログを書く時間ができたりと、有意義な時間もできましたが、無駄な時間を無くすだけでは、「今」を大切にしているとは思えないのです。

私は、焦っていた生活に、少しだけブレーキを掛けてみたら、時間の流れを感じられるようになりました。

今、この瞬間は、今しか感じることができません。

死んでしまったら、感じることはできなくなります。

妻は、もう感じることはできませんし、妻との時間を一緒に過ごすことはできなくなりました。

効率が良いとは言えませんが、時間を少しゆっくり流すことにより、「今」を感じ大切にして、残りの人生を少し「長く」してみても良いと思ってます。

このままでは、あっという間に、おじいちゃんになり、死んでしまいそうです。

私も、いつか病気になり、動けなくなって、ベッドの上で、自分の人生を振り返る時が来ます。

「妻の分も、人生を大切にして生きてこれた」と、胸を張れたら、幸せな人生だと思います。

妻がいないこの世に未練も無いのですが、妻が生きたくても生きられなかった気持ちを考えると、妻の分も時間を大切にして、丁寧に過ごしたくなります。

そして、胸を張って、妻に会いに行きたいと思います。

慌ただしくしていた生活に、少しブレーキを掛けて、丁寧に暮らしていきたいと思います。

また、妻への想いとは、別に、娘への想いもあります。

娘と一緒に過ごせる時間にも、限りがあります。

今はまだ小学1年生なので、ほとんどのことを一緒にやっています。

ごはんも、お風呂も、歯みがきも、寝るのも一緒です。

特に、お風呂や、一緒の布団で寝るのは、あと数年で、別々になるでしょう。

一緒に、お風呂に入ったり、寝たりすることは、今、娘が、この年齢だからこそ、楽しめることでもあると思うのです。

妻が、亡くなってから、5年間、何をするにも、いつも一緒だったことが、これから、少しずつ、離れていきます。

今、娘といるこの瞬間を、記憶に焼き付けて過ごしたい思います。

今の子育ての思い出は、いつ思い出しても、私の「宝物」のような時間になるでしょう。

私は、妻への想いと娘への想いを、合わせて、家族3人の「宝物」にして、妻に会いに行きたいと思います。

ちょっとした待ち時間に、スマホを見るのではなく、妻を想う。

娘といる時も、スマホやテレビに集中するのではなく、目の前にいる娘に集中する。

そして、この幸せな時間を少しでも長く感じてたいなと思います。

今、朝7時前です。

さぁ、時間になったし、娘を起こそうかな😊

偉そうなことを言ってますが、娘が起きれば、慌ただしい一日の始まりです😊

今日も、時間をゆっくり流すこと意識をして、娘と楽しく過ごしたいと思います😊

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