夏の思い出【シングルパパと娘の物語8】

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シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

 

どーも気ままお父さんです!

最愛の妻が病気で亡くなりました😢
妻の想いを繋ぎ5歳娘を1人で
育てているシングルファザーです。

家事育児、生活の質が上がったこと
紹介しています。

応援よろしくお願いします。

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【シングルパパと娘の物語】は、天国の妻と
未来の娘に宛てた手紙だと思って書いてます。

天国の妻と、未来の娘が読んで、少しでも
笑ってくれたらうれしいです。

☆目次☆
1、時計
2、休日の過ごし方<土曜日>
3、シャインマスカット
4、せんこう花火
5、ある男の子が好きな理由
6、まと

 


1、時計


そろそろ娘にも“時間の大切さ”を
教えていきたいと思い、時計の読み方
練習を始めました。

リビングの時計は、数字が入っていない
オシャレな時計だったので、寝室に置いて
あった時計と交換しました。

寝室に置いてあった時計は、100均で妻と
選んだ思い出の時計です。

良く時間がズレますが、シンプルで可愛く
寝室で愛用していました。

その妻と一緒に選んだ時計で、時計の
読み方を教えるのは、妻と2人で娘に
時間の大切さ”を教えているようで
うれしいです。

子供に時計のことを教えるのは

難しいです。

短針は、12の数字で、長針と秒針は
60の数字を理解させないといけません。

ただ、60の数字は、時計には書いてない
のでまずは、書いてある数字で時計と時間に
慣れる練習から始めています。

「長い針が、“9”になるまでに
ごはん食べちゃおうね。」

「長い針が、“3”になったらテレビ消してね」

「長い針が、どこにいくまでピアノの練習
する?」

など、声かけしてまずは、長針のスピードの
感覚を身に付けるところから始めました。

それから1か月、今では、

「8時になったら保育園に行くよ」

と、短い針が“8”で長い針が“12”で
“8時”と分かるようになってます。

まだまだ、これからですが、ゆっくり妻と
楽しんで教えていきたいと思います。

娘の世界に“時間”が入っていきました、

自分の時間”はもちろん、

相手の時間”も大切にできる人に

なってくれたら、うれしいです。


2、休日の過ごし方


私の仕事は、土日がお休みです。

この夏は、コロナウイルスの影響で外出を
控えて、休日は、ほとんど、家で過ごして
いました。

今回は、気に入っている、娘とゆったりと
した時間の流れる土曜日の過ごし方を
書きたいと思います。

土曜日のタイムスケジュールです。

9:00 ピアノ
12:00 昼ごはん
15:30 コンビニに散歩
19:00 風呂
19:30 晩ごはん
10:00 就寝

土曜日は、娘のピアノのレッスンから
始まります。

ピアノの先生は、私の生活に気を遣って
くださり、

「夕方、ゆっくりいらっしゃいますか?」

と声を掛けてくださいましたが、

私は、

朝一番でお願いします。」

と、朝一番を希望して、9時からお伺いを
しています。

“朝一番”を希望したのは、休日の朝に
予定があると、生活のリズムが崩れないと
思ったからです。

土曜日は、ピアノのレッスンがあるので、
娘を7時過ぎには起こして準備します。

朝一番のレッスンは、娘も集中力が一番ある
時間帯なので良かったと思います。

真剣に楽しそうにレッスンを

受けている娘の姿は、私に喜びの

エネルギーをくれます。

ピアノのレッスンが終わると、すぐに家に
帰り、私は平日できない掃除や片付け
などをゆっくりします。

娘は、ピアノの先生から毎週出される
“音読み”の宿題を終わらせてしまいます。

2人はやることを終わらせるとそれぞれ
自由時間で好きなことをします。

私は本を読むことが多く、娘は動画を見たり、
絵を描いたり、絵本を読んだりすることが
多いです。

お昼は、だいたい“そうめん”です。

娘に「何がいい?」って聞くと「そうめん!」
って言うので土曜日は“そうめん”で、日曜日の
昼は、冷たいうどんのパターンが多いです。

夕方は、日が少し傾いてから、コンビニに
アイスを買いに散歩します。

妻とも良くしていたアイス散歩

なのでとても気に入っています。

手をつないで、ゆっくりおしゃべりしながら
歩いていきます。

 

虫や花を見つけては、立ち止まり指を差して
声を掛けます。

決まったコンビニで好きなアイスを二つ買い
木陰の下のベンチでセミの声を聴きながら
2人でアイスを食べます。

帰りは、行きとは違う道で少し遠回りして
帰ります。

1時間ぐらいの散歩ですが、ほどよく疲れ
ます。

ゆっくり娘と歩く散歩は、季節を感じられて
気に入っています。

帰ってからは、一緒に勉強します。

食卓で向かい合って、私は本を読み、娘は
子供チャレンジをします。

分からないことは、聞いてきたり、新しい
発見があると「見て見て!」と声が掛かる
ので、私は読書には集中はできないです。

娘もイヤイヤやるのでは、意味がないので
集中力が切れてきたなと思ったら、
「好きなことしていいよ」と声を掛けます。

そのまま、子供チャレンジをすることも
あれば、絵本を読んだり、お絵かきしたり
動画を見たりと好きなことをします。

最近は、このようにゆっくりできる休日の
午後を娘と過ごしています。

喧噪を離れ、心も落ち着く

休日の午後となっていて

とても気に入っています。


3、シャインマスカット


夏の初めに、スーパーにデラウェア
売っていたので、娘が喜ぶと思って買って
帰りました。

晩ごはんの後に、デラウェアを出して
2人で食べたのですが、デラウェアを
口に入れながら娘が、

「お父さん!私はね、皮のついた小さい
ぶどうではなく、皮ごと食べられる黄緑色の
ぶどうが好きなの!分かる!?」

って、右手の平を上にして前に出し、私に
熱弁を始めました。

黄緑色のぶどうとはシャインマスカット
ことです。

去年、初めてシャインマスカットを
食べました。

スーパーではなく、仕事仲間の自宅近くの
農園から、買ってきてもらったのですが、
そのシャインマスカットが強烈においしかった
のです。

皮ごと食べられるのも、衝撃でした。

それを、娘は覚えていたようです。

今年も、仕事仲間にお願いして、買って
きてもらいました。

娘に見せると、期待したほどは喜ばず、
映える動画は撮れませんでしたが、
食後に出してやると、満足そうに
おいしそうに食べてました。

娘がおいしそうに食べる姿を

見るのも好きです。

毎年、買ってあげて、2人で食べれたら
うれしいなと思いました。

 


4、せんこう花火


5才になった娘と、夏の終わりに初めて
2人で手持ち花火をしました。

きっかけは、スーパーでした。

毎回行くスーパーの出入り口は、季節物が
並びます。

夏の初めから、お盆の飾りと一緒に、
手持ち花火コーナーができてました。

「そろそろ、娘も花火を楽しめるかな?」と
思い、花火コーナーを通りかかる際に、
声を掛けました。

「花火やってみる?」

娘「うん、やる!」

「じゃあ、買ってあげる」

色々並んでいました。

値段は、500円~1000円ぐらい。

派手なのは、まだ怖がりそうなので、
平ぺったい袋に、手持ち花火だけがいくつか
入ったものを1つ買ってやりました。

喜んで、家に帰ってからも持ち歩き

「いつやる?」

ってまだ明るいうちから何度も聞いてきます。

「暗くなったね。テキパキごはん食べたら
 やろうね」

いつもよりテキパキごはんを食べて、片付け
も済んで8時ぐらいに、バケツ2つと、
仏壇よりロウソクとライターを持ち出して
虫よけスプレーをして玄関の外に出ました。

暑くはなく、たまに吹く涼しい風が
心地良いです。

花火が消えたらすぐに火種を消せるように
1つのバケツには水を張っておきます。

もう1つのバケツには、ロウソクを立てて
火を点けます。

その間、娘は花火を袋から出して

「どれからやろうかなぁ」

と、花火を物色しています。

「準備できたよ。火をつけれる?」

持ち方と、どこに火をつけるかを教えて
娘は花火をロウソクに近づけます。

毎日、仏壇の線香に火を点けているので
花火の火のつけ方は、うまいもんです。

おそらく、5才ぐらいの子供だと、花火を
ロウソクに近づけすぎて火を消してしまい
ます。

「さすがだなぁ」っと親バカ気分で火を
つけるのを見守っていたら、花火がパッと
明るくなり、火花が出ました。

突然のことで、娘はびっくりして、

娘「お父さん!こわい!早く消して!」

と、花火を持って、硬直し私に「早く消せ」
と大騒ぎしてます。

私は、「可愛い」って思いニコニコしながら

「じっとしてれば大丈夫だよ。すぐに消える
からね。ほら見てごらん、きれいだね。」

って、安心するように近づいて声を掛け
ました。

娘「うん、きれい」

と、少し怖がりながらも、花火が消えるまで
じっと花火を見つめていました。

花火が消えて暗くなり、水の入ったバケツに
花火を入れます。

“ジュッ”って音にも少しビビりながら、
一本目は無事に終了しました。

いつも怖い思いをしたら、次は「お父さんやって」
のパターンでしたが、「次もやる」って
前向きに次の花火を持ってきて、火をつけ
ました。

“パチパチ”なる花火にビビったり、
“シュー”って出る花火に「線が出てきれい」
と子供目線のコメントしたりと20本ほど
楽しみました。

“せんこう花火”がいくつか入っていたので
2人で1つずつ火をつけました。

私は、毎年“せんこう花火大会”で上位を
おさめるベテランです。

“せんこう花火大会”とは、せんこう花火を
する時には、必ずと言っていいほど開かれる
大会で「一斉に火をつけて最後まで火種が
残ったほうが勝ち」という大会です。

多分、どこででも誰でも開催されるはずです。

初めて線香花火をする5才の娘に負ける
ワケがないと思っていました。

“ジリジリ、パチパチ”と小さい音を立てる
せんこう花火を2人で息を殺して見つめます。

娘は、案外動かずにじっとしており、
なかなか火種を落としません。

すると、私の火種が“ポトン”と先に落ちて
しまいました。

それを見てゲラゲラ笑う娘。

その後、少しして娘の火種も落ち、まさかの
初戦敗北です。

悔しいので、もう一本2人で火をつけます。

じっと眺めていると、今度は娘のほうが
早く落ちてしまいました。

ここで「イエーイ」とか大喜びすると
娘はすねてしまうので、心の中でガッツ
ポーズしました。

2人でしゃがんでせんこう花火を見つめて
いたら、「これから娘と何回一緒に花火
できるかなぁ」って、センチメンタルな
気分になり、「娘のために元気で健康に
いなくちゃ」と改めて思いました。

娘よ。

来年も2人でせんこう花火しようね。

 


5、ある男の子が好きな理由


「今日は、楽しいことあった?」

毎日、帰り道の車の中で、保育園での
出来事を聴くようにしています。

1年ぐらい続けている習慣ですが、

今回は、ある男の子について、娘の発言に
思わず感心させられた話です。

そのお友達は、よく娘の話に登場します。

娘によくちょっかいを出してくるようで、
娘はいつも、そのお友達の愚痴ばかり
言っています。

「今日も○○くんが、私のブロック取って
謝らなかった。」

「○○くんが、肩を押してきた」

「今日も私のこと、呼び捨てにした」

など、毎日のように登場します。

私は、いつも「そうか、それはひどいね」と
聴くだけにしているのですが、あまりに
毎日登場するので、近寄らなければ良いと
思い、娘に

「そんなに“嫌い”なら一緒に遊ばなければ
いいじゃん。」

って、言ったら

娘「えっ?嫌いじゃないよ。好きだよ」

「えっ?好きなの?いつも嫌なことして
くるのに?なんで?」

娘「だって、私が○○くんを好きじゃ
なかったら、誰も好きじゃないから
可愛そうじゃん!」

「みんなは好きじゃないの?」

娘「うん、いじわるばかるするからね。」

思わず感心したのと、好きな理由があまりに
上から目線で可愛くて

「あんたは、すごいね(笑)」

って、心から伝えました。

私の前では、わがままで、気に入らないことが
あったらスネて泣いて、“こんなんで、
お友達できるかなぁ”って、親ながらに心配
してましたが、この娘なら大丈夫のような気が
しました。

なかなか、嫌がらせしてくる人を、“好き”と
言える人はいません。

私の中でもそのような発想はなかったので
すでに私の精神年齢を超えているかも
しれません(笑)

娘の成長を感じうれしく思ったのと、
成長して大きくなったらこのような可愛い
発言は、無くなるんだろうなぁと少し
寂しくなりました。

今のうちに娘とたくさんお話して楽しみたいと
思います。

次のほっこりエピソード→シングルパパと娘の物語9

前のほっこりエピソード→シングルパパと娘の物語7


6、まとめ


シングルパパと娘の物語も、これで8話と
なりました。

少しエピソードができたら、書いているの
ですが、夏のエピソードは書くことが多く
長くなってしまいました。

ここまで読んでいただいた方には、大変
感謝しています。

ありがとうございます。

今までは、2か月に1回ぐらいのペースで
書いていましたが、これからは、1か月に
1回ぐらいは書いて少し短くできたらと
思います。

将来、娘はどんな人になるのか分かりませんが、
妻と決めている子育てのテーマがあります。

それは“笑顔”です。

大人になってもいつまでも笑っていて欲しい。

それが、私と妻が共通して娘に想う願いです。

未来の娘の笑顔を少しでも増やすために
親として今できることをしていきたいと
思います。

娘が結婚するまで、このブログは続けて
いきたいと思いますので、どうぞ末永く
よろしくお願いします。

前の物語を読む→シングルパパと娘の物語7


最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

このブログでは、家事育児が初心者である
お父さんと娘との奮闘記、妻とのこと、
私が実生活で取り入れて、生活の質が
向上したことなどを主に書いています。

また、3人の娘が同時に不登校で悩んでた
時の親としての苦悩や体験談も30記事
書いてあります。

不登校に悩んでいる方がみえたら
力になりたいので読んでみてください。
不登校1

私も同じ悩みを持っている方の体験談などを
読ませていただき前向きに頑張っている姿を
想像し励みになり力になりました。

私も不登校で悩んでいる方の力や励みに
なれればうれしいと思います。