【天国の妻に34通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語10月「聖地を訪れる」

スポンサーリンク
シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

どーも気ままお父さんです!

4年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に7歳娘を1人で育てている47才のシングルファザーです。

今は、死別を受け入れ、娘と二人で、幸せと笑顔いっぱいに暮らしています😊

どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?

このブログには、死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、家族の心温まるエピソードを残しています。

何か小さなことでも、当ブログが皆様のお役に立つことができたなら、うれしいです😊

詳しいプロフィールはこちら←クリック


【天国の妻に34通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語10月「聖地を訪れる」

毎月、妻へ手紙を書いてます😊

娘の成長や、今の想い、妻との思い出を、言葉に込めて天国の妻に贈っています😊

妻へ手紙を書くのは、私が死別を受け入れるための1つの方法です。

妻に娘の成長や日頃の様子を伝えて、今の自分の気持ちを書くことにより、気持ちを整理することができています。

死別を受け入れるには、時間がかかります。

私は、妻の人生に終わりが来た時、「自分の人生も終わったんだ」と思い悲観しました。

それでも、泣いている私に無邪気に笑いかけてくる幼い娘の笑顔が、私の持っている“今ある幸せ”に気付かせてくれました。

そのことを文章に書いて、今ある幸せを一つ一つ集めることで、今は、娘と笑顔で楽しく、妻を想い、幸せに暮らすことができるようになりました。

私たちのエピソードは、大切な家族との死別の向き合い方や、今ある幸せの感じ方のヒントになると思います。

死別した家族、今ある家族を、大切に想うきっかけになり、死別の受け入れや、悩んでいる人の励みになれば幸いです😊

目次
1,家族旅行
2,七五三参り

1,家族旅行

10月になったよ。

日中は、天気が良ければ、半袖でも大丈夫なぐらいの暑さですが、朝と晩は、急に冷えるので、体調を崩しやすい季節です。

娘が、風邪を引かないように、毎晩、蹴とばす布団を掛け直すので、ぐっすり朝まで眠れず、寝不足になる時期でもあります。

今年も、この季節に、あの海の見える温泉に、家族旅行に行ってきましたよ😊

あなたがいなくなり、娘と2人だけで訪れるのも、これで、5回目です。

あなたとの初デートから、毎年訪れているので、何年通い続けているのでしょうか?😊

私たちは、この場所で始まりましたね。

あなたと手をつないで歩いた海岸沿いの散歩道は、何も変わっていませんでしたよ。

あの当時のままです。

あなたと「カニ探し」をしながらした散歩を、今年も娘としてきました。

沢ガニを発見すると「いた!見て見て!」と興奮気味に教えてくれます😊

あなたにそっくりであなたを思い出させてくれますよ😊

色々な感情で、あなたと歩いたことを思い出します。

あなたと並んで歩いているとドキドキもしましたし、安心もしました。

2人でこれからの未来を不安に思い、長い時間、海を見ながら座って話をしたこともありましたね。

初デートも、この場所でしたし、妊娠したと、あなたが告白したのもここですし、結婚を決めたのもここでしたね。

私たちが何か始まるのは、いつも10月で、この場所でした。

我々には、縁のある場所です。

我が家の「聖地」と呼ぶにふさわしい場所です。

10月に、ここを訪れるのは、我が家の伝統行事になりました。

今年は、8月にコロナになって医療保険より45,000円の入院給付金を受け取ることができました。

臨時収入は、「貯金せずに贅沢に使う」が、我が家の方針ということで、旅行代金に充てることにしました。

おかげで、その旅館で一番良いお部屋を予約し過ごすことができました😊

お部屋に海の見える露天風呂もついていましたよ(贅沢~😊)

夕方、日が暮れる頃を見計らって、露天風呂に入り、2人で並んで、海の中に太陽が隠れるまで眺めてました。

すごく時間がゆっくりと流れ、贅沢な時間を満喫できましたよ😊

いつも、あなたの写真も持って行き、お部屋に飾ります。

家族3人の団らんですよ😊

私はね、こうやって、家族の伝統を守っていると、さみしくないんですよ。

あなたは、消えた訳ではなく、確実に存在していた訳で、ただ触れられなくなっただけなんです。

「ここに一緒にいた」って思い出すと、安心します。

私は、毎年10月、娘を家族旅行に誘おうと思っています。

そして、この地がある限り、訪れて、海を見ながら、散歩して、お風呂に入って、あなたを想いたいと思っています。

いつの日か、我が家の伝統行事とは言え、娘は、この旅行に付き合ってくれなくなるかもしれません。

それでも、私は、あなたの写真を持って、訪れようと思っています。

私がいなくなったら、娘が伝統行事を引き継ぐかもしれません。

いつか、私がこの世を去り、娘がひとりになった時に、この地を訪れて、何かを想うでしょうか?

娘は、私が大切にしていることが、分かると思います。

「父は、この家族を心から愛し、母と作った家族の伝統を守ろうと、いつも行動していたことを思い出すでしょう。」

ひょっとしたら、自分の作った家族を連れてくるかもしれません😊

娘「お父さんと良く来たなぁ」

娘「写真が残っているから、お母さんとも来たんだなぁ」

娘「もっと、お父さんに付き合って一緒に来てあげれば良かったなぁ」

まだ小学生なので、遠い先の話ですけどね。

娘には、忘れられない暖かな家族の思い出を作りたいと思います。

私は、こうやって、日々、家族を想って、人生を過ごしていけるのは、とても幸せに思います。

娘と笑って過ごす人生は、最高ですよ。

あなたが、この素晴らしい家族を、私に遺してくれてんです😊

ありがとう。

大切に守っていきますね。

目次に戻る

2,七五三参り

7歳の七五三参りに行ってきましたよ😊

あなたとの約束を一つ果たせました。

娘「記念写真は、残してあげたいね。」

と言い、生まれて1ヶ月の娘を写真館に連れて行って初参りの写真を撮ったのが、7年前です。

あの時に撮った写真が、今でもリビングに飾ってあります。

裸にされ、お花を握らされて、ニコリともしていないあの写真です😅

懐かしいですね😊

その時に、「この子に贅沢はさせられないけど、子育ての記念行事は、全部してあげたいね。」「七五三、成人式ぐらいは、写真館で写真を撮ってあげたいね。」と、あまりお金は無かったけど、節目は、大切にしていきたい想いは同じでしたね。

娘が、3歳になる前にあなたは、いなくなりましたが、両親に助けてもらいながら、七五三参りは、3歳、5歳の時もしましたよ。

それぞれ写真館で、写真を撮って残してあります。

今年は、7歳。

最後の七五三です。

女の子なので、7歳の七五三が、本番って感じです。

写真館は、もう勝手も分かっていたので、すぐに撮影は終了し、写真を選ぶ基準も決めていたので、スムーズに注文して終わりました。

お宮参りは、実家の近くの神社で、おじいちゃんとおばあちゃんも誘って行ってきましたよ。

2人で並んでご祈祷をしてもらいました。

お宮参りでは、無事に7歳を迎えられた感謝を伝え、これからも健康で、無事に大きくなって欲しいと、神さまにお願いしてきました。

「こっち向いて~」

娘は、みんなに、パシャパシャと写真を撮られて、うんざり気味でしたが、最後まで、大人に付き合って、笑顔でポーズを取っていましたよ(私たちより大人です😅)

これで、3回の七五三が無事に終わりました。

子育ては、まだまだこれからですが、1つの節目を無事に迎えることができました。

今は、娘が大きくなるまで、一緒にいたいと願うだけです。

まだまだ、娘を一人にできません。

子育てに正解は無いと言いますが、私は、娘とただ一緒に過ごして、今を生きていきたいと思ってます。

娘の将来は、心配ですが、将来のためだけに、習い事を増やしたり、勉強をさせたりしないつもりです。

習い事を増やすと、娘の時間は、無くなってしまいます。

娘にも「今」があり、娘が今、大切にしたいことを、尊重したいのです。

習い事はほどほどに、あまり忙しくせずに、娘も「今」を大切にできる時間を作ってあげたいと思います。

子供の大切なことは、私たち大人から見れば「くだらないこと」に思えますが、私たちにも子供の頃は大切に思っていた、くだらないことがたくさんあります。

娘が大切に想っていることを尊重できる親になりたいです。

今しかできないことがたくさんあります。

あなたがいなくなり、時間が経つにつれて、より一層「今」を感じて、大切にしたいと思うようになりました。

あなたが、もう感じることができない「今」を、2人で大切に楽しみたいと思います。

あなたも私たちに「今」を大切にして欲しいと、望んでいることだと思います。

また、こうやって色々なできごとを手紙に書きますね。

今でもあなたを大切に想っています😊

あなたも笑顔で私たちを見守っていてくださいね😊

では、また来月😊

目次に戻る

先月の手紙↓(良かった読んでください😊)