【天国の妻に29通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語5月「母の日に感謝😊」

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シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

どーも気ままお父さんです!

4年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に7歳娘を1人で育てている47才のシングルファザーです。

今は、死別を受け入れ、娘と二人で、幸せと笑顔いっぱいに暮らしています😊

どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?

このブログには、死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、家族の心温まるエピソードを残しています。

何か小さなことでも、当ブログが皆様のお役に立つことができたなら、うれしいです😊

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【天国の妻に29通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語5月「母の日に感謝😊」

毎月、妻へ手紙を書いてます😊

娘の成長や、今の想い、妻との思い出を、言葉に込めて天国の妻に贈っています😊

死別を受け入れるには、時間がかかります。

また、嫌なことや、気になることがあって、悩んでいる方は、今の自分が持っている幸せを忘れているのかもしれません。

私は、妻の人生の終わりが来た時、自分の人生も終わったんだと思い悲観しました。

それでも、泣いている私に無邪気に笑いかけてくる幼い娘の笑顔が、私の持っている“今ある幸せ”に気付かせてくれました。

今は、娘と笑顔で楽しく、妻を想い、幸せに暮らせています。

私たちのエピソードは、大切な家族との死別の向き合い方や、今ある幸せの感じ方のヒントになると思います。

死別した家族、今ある家族を、大切に想うきっかけになり、死別の受け入れや、悩んでいる人の励みになれば幸いです😊

目次
1,ゴールデンウィーク
2.母の日
3.47才になる

1,ゴールデンウィーク

今さらですが、仕事で一つ困っていることがあるんです。

それは、「ゴールデンウィーク」です。

祝日は、保育園や、学校が休みになるので、どうしても会社を休まないといけないのですよ。

単発の祝日なら、特に問題がなく仕事も休めるのですが、ゴールデンウィークのように祝日がつながると、さすがに仕事に支障が出るのです😔

一番困ったのは、3年前の8日間も数珠のように祝日がつながった年でした😔

まだ、3才と幼かった娘をどこにも預けられずに、どうしようもなく、許可を得て、娘を、会社に連れて行き仕事をしました😔

もちろん、「抱っこ、抱っこ」の時期で、娘の相手をずっとしているような状況で、全く仕事に集中できず、私しかできない担当業務だけ何とかできただけで、仲間に迷惑を掛けました。(大変でした😔)

毎年、困っていたゴールデンウィークですが、今年は、娘も小学生になったので、私の両親の家に2泊のお泊りに行ってもらうことにしました。

両親は、快く引き受けてくれました。(有難い😊)

娘は、寂しがるどころか、楽しみにしています。(少しは寂しがれー😅)

当日は、学校があり、両親が学童まで迎えに行ってくれました。(助かるぅ~😊)

娘のいない1人きりの自宅は、「し~ん・・・」と聞こえるぐらい、すごく静かです。

自分だけのごはんも作る気が起こらないので、適当に済ませました。

8時頃に、母親に電話してみます。

娘が出ました。

娘「もしもしー!お父さん??」

「お父さんだよ。何してるの?」

娘「ご飯たくさん食べたよ!」

「良かった😊何作ってもらったの?😊」

娘「シャケ😊」

「(シャケ??🤔)お~良かったな😊」

娘「じゃあね~😊」

私がいなくても、寂しがる様子もなく、好きな物を食べさせてもらって、楽しんでいるようでした😅

寂しくて、泣かれても困るので、それで良いのですが、それにしても、、😅

そうして、ひとりきりの静かな一日が終わりました。

2日目。

1人で朝ごはんを食べ、仕事へ。

私も楽しもうと、夜のごはんは、分厚いお肉を買ってきて、家で焼きました。(大好物のステーキ😊)

ごはんを食べる前に電話すると、スーパーで買い物途中で、何気ない会話を交わし切りました。

ひとりきりだと、片付けも、寝る準備もすぐにできてしまいます。

やることも無いので、早めに就寝しました。

3日目。

今日は、仕事が終わったら、娘を迎えに行きます。

両親から、「一緒にごはん食べよう。」と、両親がお気に入りのお好み焼き屋さんで、7時頃、待ち合わせしました。

最終日は、「水族館」に連れて行ってもらったようで、娘は、イルカのぬいぐるみを抱いて現れました。

久しぶりの再会です。

私を見つけるなり、抱き着いて、食事中も離れません😊

やはり、口では平気そうでしたが、会いたかったようです😊(可愛い娘だ😊)

4人でお好み焼きを焼き、両親にお礼を言い、家に帰ってきました。

初めてのお泊りでしたが、大成功でした😊

両親も疲れたことと思います(感謝😊)

家族が、子育てを手伝ってくれるので、有難いです😊

娘は、あまり私を困らせませんので、孝行娘です。

初めて保育園に行く時も、泣きもせずに行ってくれましたし、小学校や学童も楽しそうに行ってくれています。(少しぐらい寂しがっても良いじゃんって思うぐらいです😅)

娘にとっても、両親にとっても、お泊りで一緒に過ごすことは、良い思い出になると思います😊

離れて気付きますが、私たちが思っているより、娘は、たくましく成長しています😊

今度は、お盆に泊りに行ってもらおうかなぁ~😊

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2.母の日

あなたがいなくなり、5回目の母の日です。

母の日は、カーネーションを買ってきて、あなたの写真の前に飾ります😊

今年、娘は、あなた宛てに手紙を書いてました。

あなたの写真の前に置いておくので、読んであげてください。

お花を飾り、娘と二人で、写真の前で、少しあなたのお話をしました。

「お母さんが、いつも見ていてくれるから、ニコニコ明るく過ごせるんだよ😊」

娘「お母さん、ありがとう😊でも会いたいなぁ😥」

「お母さんは、心の中で生きているから、いつでも会えるんだよ。」

娘「そうだけどね。。」

やはり、母親の肌が恋しいようです。(そんな時は、あなたの分まで、ギューって抱きしめてあげます😊)

あなたが、この世を去り、しばらく経ちましたね。

当時、2才だった娘は、母親が亡くなったことを、認識できていませんでした。

物心がつく前から、当たり前のように母親がいない生活をしてきた娘。

私は、娘に感謝しています。

あなたが亡くなってから、ずっと娘には助けられてきました。

あなたを喪い絶望していた私に、何が起きたのか分からない娘は、無邪気に笑って、「抱っこ、抱っこ」と、私にせがんできました。

体当たりしてくる小さな体を、ぎゅーってして、持ち上げると、さらに喜んで笑ってくれました。

私は、娘を抱きしめるたびに、自分が励まされ、「頑張らなくちゃ」と、立ち上がってこれたのです。

娘がいなければ、まだ、あなたがいないこの世界を悲観的にとらえて、恨みながら毎日を過ごしていたかもしれません。

自分で立ちあがる勇気も持てず、いつまでも家でうじうじしていたと思うのです。

こんなことを書くと、怒られるかもしれませんが、すぐに、あなたの後を、追っていたかもしれません。

それぐらい、あなたのいない世界に魅力も感じませんし、未練もありませんでした。

私は、あなたの前ではカッコつけて強い振りをしていましたが、弱い人間です。

あなたがいなくなり、もう、カッコつけて生きる必要がなくなったと思ったのですが、違いました。

娘の前では、何でもできるカッコ良いお父さんでいたいと思うようになったのです。

娘のために、無頓着だった見た目も、気にするようにしました。

洋服もオシャレな服を着て、背筋も伸ばし、ダラダラとソファーで眠らないように気を付けてます。

キッチンに立ち、料理も、洗濯も、掃除も何でもできる自慢のお父さんになりたいと思い、家事をしています。

家は、きれいに片付け、シャツにアイロンも当てます。

ちょっと、お酒が過ぎるとダサいお父さんになりますが、最近では、ダラダラしていると娘に注意されるので、シャキッとさせられます。

「娘をひとりにさせてはいけない」と、健康にも気を付けています。

規則正しい生活に、悪い食べ物を避け、良質な睡眠を研究し、常に笑顔でいるように心がけています。

今、毎日、絶好調で、笑って楽しく暮らせているのは、娘がいるからに他なりません。

なので、娘には、感謝しているのです。

そんな娘を遺してくれた、あなたにも、心から感謝してます。

産んでくれて、お母さんになってくれて、ありがとう。

母親のいないシングルファザーの家庭ですが、母の日は、一年で一番、ありがとうの多い日となっているんですよ😊

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3.47才になる

5月に47才になりました。

とうとうあなたの年齢を超えてしまいました。(年を取りました😅)

あなたは、1月の早生まれで、学年は、3つ違い。

年齢差は実質に4年でしたね。

一緒に生きていたら、追い越すことのない年齢ですが、私はあなたを追い越してしまいました。

あなたが亡くなった時と、外見も中身も変わっていないように思ってますが、私は老けましたか?

あなたは、46才のまま、写真の中で笑っています。

これから、私は、どんどんおじいちゃんになっていきます。

見た目も少しずつ変わっていくでしょう。

私が死に、そちらに行った時に、私は、あなたがすぐに分かりますが、あなたは私に気付きにくいかもしれませんね。

あなたは、私の老いぼれた姿を見て、何て言うのでしょうか?

「さすがに老けたね😅」って、笑ってしまうのでしょうか?

「良く頑張ったね😊」って、褒めてくれるのでしょうか?

何も言わずに、抱きしめ合うのでしょうか?

私は、「お待たせ。娘を育てあげてきたよ。」って、胸を張って言えるのでしょうか?

これからは、私とあなたの年齢差が、広がっていきます。

あなたは永遠に46才です。

娘に、私の遺影は、46才ぐらいの写真でお願いしておかないといけませんね。

おじいちゃんになった私の写真と並んで飾ってあったら、「親子?」って思われちゃうのは嫌ですから。

私は、あなたと、いつまでも夫婦でいたいんですよ。

あまりに若い写真を飾って、お葬式の時にみんなに笑われてしまうかもしれませんが、娘には申し訳ないが、我慢してもらおう。

スーパーで分厚い牛肉を買ってきて、焼いて、娘と自宅でお祝いしました。(今月2度目のステーキ😊)

娘から、バースデーカードと、ピアノで「ハッピーバースデイ」の歌をプレゼントしてもらいました。

素敵なプレゼントに感激です。(大きくなりました😊)

私たちは、「音楽で人と人の縁を結んで欲しい」と願い娘に、名前を付けましたね。

娘は、音楽で、私を感動させてくれようになりました。(まだ私しか感動しませんが😅)

このまま成長したら、きっと、みんなを音楽で楽しくさせて、私たちの願いを叶えてくれる人になるでしょう。

娘は、私の誕生日になると

娘「誕生日は、ケーキ買うよね???ねっ??」

自分の誕生日でもないのに、目をキラッキラさせて聞いてきます😊

自分が、食べたいのでしょう😅

娘の好きなチョコレートケーキを買って2人で食べました。

あなたが亡くなってから、自分の誕生日は、寂しいもんでしたが、今年は、小学生になった娘が盛り上げてくれました😊

いくつになっても「おめでとう」って言ってもらえるのはうれしいです😊

あなたにも早く会いたいですが、まだ、娘をひとりで残していく訳にはいきません。

娘が、自分の家族を作り、私がいなくなっても、寂しくならないのを見届けてから、会いに行きます。

まだまだ、待たせると思います。

思えば、いつもあなたを待たせてばかりですね。(すみません😔)

結婚を待たせてしまっていると時、あなたは、

妻「待つのは嫌いじゃない。好きなの。」

そう言って、私を安心させてくれ、ずっと文句も言わずに、健気に待ち続けてくれました。

結婚した時、その言葉に報いることができ、あなたの幸せそうな笑顔を見て、私は、心が震えるほどの幸せを感じました。

きっと、私が死に、待たせているあなたに会えた時、もう一度、心が震えるほどの幸せを感じるのでしょう。

もう少し、あなたをずっと待たせてしまいますが、待っていてください。

娘をきちんと育てあげて、あなたに会いに行くつもりです。

未練もないこの世の中ですが、あなたの分まで、娘のため、人のために少しでも役に立ってから、会いに行きたいと思います。

どうか、それまで、温かく見守り待っていてくださいね。

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