
どーも気ままお父さんです!
4年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に6歳娘を1人で育てている46才のシングルファザーです。
今は、死別を受け入れ、娘と二人で、幸せと笑顔いっぱいに暮らしています😊
どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?
このブログには、死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、家族の心温まるエピソードを残しています。
何か小さなことでも、当ブログが皆様のお役に立つことができたなら、うれしいです😊
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【天国の妻に28通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語4月「新しい生活が始まりました😊」
目次
1,入学式
2.新しい生活のスタート
3.ピアノの発表会
春になりました。
今年の桜は、例年より遅咲きで、4月に入り満開となりました。
娘と二人で、あなたと見に行った川辺の桜を見に行ってきました。
私は、桜をバックに、必死に娘の写真を撮りながら、あなたと桜を見た時のことを思い出していました。
ふと、ある家族が、ランドセルを背負って桜をバックに写真を撮っているのが、目に入ってきました。
「入学式は、まだだよなぁ。何しているんだろ?」
と、辺りを見渡すと、もう一組、同じことをしている家族を見つけました。
「なるほど!」と思い、家に帰ると、娘に水色のスーツを着させ、真新しいランドセルを箱から出し、カメラを持って、小学校に向かいました。
入学式は、まだ先ですが、入学式までに、桜が散ってしまうので、満開のうちに写真を残す作戦と言う訳です😊
小学校に着くと、正門の脇には、桜がきれいに咲いています。
もちろん誰もいません😊
正門を独占し、桜をバックに、ランドセル姿の娘の写真を撮りまくりました😊
私の気が済み、校舎や校庭を見ると、「ここで6年間お世話になるのかぁ」と、しみじみと思い、小さな娘に目を移します。
まだ、何も知らない娘の小学校を見る目は、期待にあふれています。
「ここに毎日来るんだよ。運動場広いね。」
娘「うん😊」
二人でしばらく、並んで校庭を眺めていました。
「小学校では、楽しい思い出を、たくさん作って欲しいなぁ」と、願わずにはいられませんでした。
それから一週間が過ぎ、入学式の当日となりました。
桜を撮った時と同じ格好をして、二人で歩いて学校に向かいます。
正門に着くと、写真を撮るのに順番を待つ行列ができていました。
私たちは、ランドセル姿は、すでに写真に収めたので、持って行きませんでしたが、ランドセルを背負わせて校門で、写真を撮っている家族も結構いました。
下駄箱の前に、クラス分けの名簿が張り出されており、娘が何組なのか確認します。
クラス名簿を見ている他のお母さんは、「○○ちゃんと一緒だったね😊」とホッとしていたり、逆に残念がったりしていました。
どの家族も、子供より、親の方が、心配していましたね。
保育園からのお友達はいないので、私は、他のお友達の名前は確認することも無く、娘の番号だけを確認して受付を済ませました。
下駄箱に向かい、真新しい上靴を娘に渡してやります。
そこで、娘とお別れです。
娘は、新しいお友達と一緒に、先生に連れられて、教室に向かいました。
私は、「お母さんが見守っててくれる。きっとうまくいくよ。頑張って!」と、心の中で娘を励まし、小さな背中が見えなくなるまで見送りました。
娘を見送ると、入学式が執り行われる体育館まで、ひとりで向かいました。
体育館に入ると、空いている席に座り、これからの生活に、ひとりで思いを巡らせてました。
知っている人でもいれば、話もするのですが、小学校に知り合いはひとりもいません。
でも、こんな時は、私は、ひとりが良いです。
じっくりと、娘のこと、あなたのことを考えられるからです。
あなたと、娘のことを考える良い時間となるので、スマホで時間をつぶすこともしません。
しばらくして、入学式が、始まると、娘が入場してきました。
入口から現れると、すぐに私を見つけて、目が合うと思わずお互い笑っちゃいました。
席に座り、校長先生のお話が始まります。
総勢で100名の生徒が入学します。
目前にずらりと並んで座っている子供たちを眺めていると、みんな、まだまだ、幼いです。
椅子が大きくて、みんな足が床に着かないので、ブラブラしたり、落ち着かないのかキョロキョロしていて、子供らしいです😊
でも、娘は、足をブラブラさせることもなく、キョロキョロするでもなく、まっすく校長先生の方を向いて、背筋を伸ばしお話を聴いていましたよ😊
あなたに似たのでしょうか?こういった時は、落ち着きのある子です。
退場の時は、手を振ってやると、バレないように、小さく手を振り返してきました。
手を振ってはいけないと、わきまえながらも、私の気持ちを汲んで、手を振ってくれるところが可愛いです😊
子供たちが退場後は、教頭先生より、保護者への説明がありました。
私は、初めてのことなので、しっかりと今後についての説明を聞いてきましたよ。
説明が終わり、保護者は、体育館から子供たちの待つ教室に向かいます。
教室で娘を見つけて近づくと「こんなに小さかった?」って思うぐらいの机と椅子に娘は座っていました。
「先生のお話は終わった?」
娘「うん!」
「じゃぁ、帰ろうかね。」
娘「うん!」
「友達たくさんできるといいな。」
娘「うん!」
道具箱や、教科書など、持ってきた手提げ袋に詰め込むと、ずっしりと重いです。
下駄箱から外に出ると、まだ、誰も出てきておらず、校庭にも入学式の看板にも誰もいなかったので、私の気の済むまで、写真を撮りまくり学校を後にしました。
帰りは、通学路を通りながら、「ここは車注意ね」と、娘に教えながらゆっくりと帰ってきましたよ。
入学式が終わり、明日から、娘はひとりで小学校に通います。
正直に言うと、かなり心配です。
あなたも、同じだと思います。
「娘は、学校に馴染めるかなぁ」とか、「お友達はできるかなぁ」とか、「事故にあわないかなぁ」とか、心配は尽きませんよね。
それでも、新しい場所に飛び込んでいくのは娘です。
私たちが不安がっていたら、娘にも不安が伝染するかもしれません。
私は、不安を表には出さずに、明るく励まし、見送りたいと思っています。
どうか、娘が、悲しんでいる時は励ましてあげてください。
娘が、喜んでいる時は一緒に喜んであげてください。
天国に行っても心配は尽きないと思いますが、これからも、ハラハラと見守っていてくださいね。
4月に入り、新しい生活がスタートしましたよ。
あなたも、「ひとりだと、小学校に入る最初の4月は、大変かも。。」と言っていたのを、良く覚えています。
まずは、4月に入り、私たちの生活がどのように変わったか伝えておきますね。
4月1日より、娘は、通い慣れた保育園ではなく、学童という別の場所に通うことになりました。
学童があるので、私の仕事の時間には影響がなく、今まで通り働くことができ、ひとまずは安心しています。
しかし、生活リズムはやや変わりました。
大きく変わって、大変だったのが「お弁当」です。
保育園では、登園日は、必ず給食があり、一年に一度の遠足の時ぐらいしか、お弁当は、持たせませんでした。
それが、学校は、保育園より、休みが多く、学校が休みの日は、給食がありません。
また、学校に行く日だからと言って、必ず給食がある訳でも無く、4月は、給食が始まるまで、毎日、お弁当を持たせないといけませんでした。
大変だと思ったのは、数日で、自分の家事力が上がっており、簡単なお弁当ぐらいなら、毎朝、15分ほどで、作ることができ、思っていたより、大変ではありませんでしたよ😊
一方、娘は、4月1日の初日の学童も、知っているお友達は1人もいないのに、不安がる様子は無く、楽しみなお弁当を持って、割とルンルンで行ってしまいました。
仕事が終わり、迎えに行き「楽しかった?」と尋ねると、「うん!楽しかったよ!お友達できたよ!」と、言って私を安心させてくれました😊
娘は、人見知りは相変わらずですが、新しい環境に拒否感はなく、平気で飛び込んでいきます。
私とあなたには無い度胸のある性格には、とても感心してますよ😊
逆に初日から、「明日から行くのが嫌だ😥」と泣かれたら、大変です。
娘は、親孝行で、とても助かっています😊
あなたも、ほめてあげてくださいね😊
入学式が終わって、学校が始まり変わったことは、送り迎えです。
今までは、毎日、一緒に出掛けて、一緒に帰ってきてましたが、朝は、別々に出かけることになります。
仏壇への声掛けも、別々になり、娘はひとりで、あなたに「行って来ます😊」と、手を合わせます。
初日は、あまりに心配だったので、分団の集合場所まで一緒に行きました😅
同じ一年生のお母さんも、同じで何人か心配で集まっていましたよ😅
無邪気に笑う子供たちを親たちは「😅」な顔で見ながら、「心配しかありませんね😅」とつぶやき合って出発までの時間を過ごしました😅
黄色い帽子をかぶって、お兄さん、お姉さんに守られながら、登校していく姿に、みんなで手を振り、見送りました。
全ての危ない交差点には、地域の方が旗を持って立ってくれており、とても安心です。
今は、玄関の外まで出て、まだ大きなランドセルが見えなくなるまで、手を振って見送っています。
背中が見えなくなり、玄関をしめると、ひとりきりの家の静かさに、まだ、ちょっぴり寂しさを感じますよ😅
こうして、少しずつ子離れ、親離れしていくんでしょうかね。
あなたがいたら、このような「寂しさ」や、「子離れ」のことなど考えなかった気がします。
悲観的に言っているのではありませんよ。
たしかに、娘にとって、ひとり親家庭は、デメリットも多いかもしれません。
特に、私のようなシングルファザーでは、同じような境遇の家庭も周りには少なく、これから、娘には、嫌な思いをさせたり、不便や融通の利かないことを我慢させるかもしれないです。
でも、私の人生にとって、子育ての機会が与えられたのは、とても良かったと思っています。
「父親が、子育てに参加する」という言葉を良く見聞きします。
しかし、「子育てに参加する」だけでは、味わえない子育ての冥利を、私は、とても感じることができていると思うのです。
今さらながら、あなたがいた頃の私は、「子育てに参加している父親」だったのだと思います。
もちろん、その時も、真剣に娘のことを考えていたことには変わり有りませんよ。
でも、参加しているだけでは、玄関をしめた後の「子離れの寂しさ」や「どうしようもない不安」などの感情は、湧かなかったと思います。
また、1日仕事が終わり、娘と再会して「学校どうだった?」「今日は、学校で何したの?」と、毎晩、娘の話を、こんなに真剣に聴いてやろうとは、思わなかったでしょう。
私も「子育てに参加している親」から、「子育てをする親」なって、あなたと同じ目線になったのだと思います。
あなたは、このような気持ちで、娘を見ていたんですね。
今は、あなた同じ目線で子育てができていると実感もでき、私は、今の自分を気に入っていますよ😊
あなたとは、一緒に暮らせなくなりましたが、今の環境は、寂しいけど幸せいっぱいです。
日々、色々なことに気付かせてくれるあなたには、いつも感謝しています😊
4月に入り、二人とも生活が大きく変わりました。
娘も大きく成長して、元気にひとりで出かけられるようになりました。
学校も学童も「楽しいよ😊」って言っていますが、新しい環境に慣れるまでは、疲れて帰ってくると思います。
なので、休日は、のんびり、ゆっくり過ごしてあげたいと思います😊
心配していた4月は、何とか乗り越えることができましたよ😊
娘の成長はすごいですが、私も少し成長しているようです😊(自画自賛😅)
いつも見守ってくれてありがとう😊
娘は、私とあなたを結んでくれました。
娘が、生まれてこなかったら、私たちは、いつまでも勇気を持てずに、結ばれることは無かったでしょう。
私たちは、「娘には、人と人を結ぶことができる人」になると確信を持っていました。
娘が、音楽を通じて、人を喜ばせ、人と人とを結ぶことができる人になって欲しいと、私たちの願いも込めて名前をお腹にいる頃から付けて呼んでいましたね。
なので、娘にピアノを習わせるのは、娘が生まれる前から、私とあなたの意見の一致するところでした。
「早い方がいいよね。娘が、3才になったら、ピアノを習わせよう。」と言って、娘が、笑顔でピアノを弾く姿を楽しみに、3才になるのを待っていましたね。
しかし、あなたは、娘が、2才の時、ピアノに通う娘を見ることなく天国に行ってしまいました。
あなたとお別れした1年後、娘は、3才になり、私は、約束通り、近くのピアノ教室に娘を通わせ始めました。
2ヶ月通わせ、楽しく教室に向かうので、アップライトのピアノも買い、娘と「黒のすけ」という名前を付けました。
なので、今、リビングには、「黒のすけ」というピアノが置いてあります。
キッチンから、娘がピアノを弾く姿を横から見ることができます。
あなたが、生きていたら、同じ場所から、眺めていたら風景です。
あなたは、娘がピアノを弾く姿を想像できるでしょうか?
背筋を伸ばし、まっすぐに楽譜を見て、指を動かす姿は、カッコ良いですよ😊
キッチンから、眺める光景と、聴こえてくるピアノの音色は、私の一生の宝物です😊
娘は、毎日15分ピアノに向かいます。
娘は、毎日欠かさず、3年間ずっと続けています。
毎回、課題曲が変わるのですが、どの課題曲も、娘は、強弱と情緒を織り交ぜ、次のレッスンまでに曲を完成させます。
天才かもしれません😲(親バカ😅)
通っているピアノ教室では、年に1回、ピアノの発表会を開催してくれます。
今年も、ピアノの発表会に参加して、これで発表会に参加するのも3回目となりました。
当日まで、毎日、練習して、娘は、披露する曲を完成させていきます。
とても小学生になったばかりの子供とは思えないぐらいの仕上がりでした😲(親バカ2回目😅)
今年の発表会は、ドレスではなく、水色のスーツにしました😊
あなたと同じ姿勢でピアノに座るので、スーツの方が似合うと思ったからです😊
発表会は、年齢が幼い子から、順番に弾いていきます。
初めての発表会は、一番最初でしたが、後輩が入ってきて、今年は、4番目でした。
習い始めた小さな生徒さんたちが、可愛らしく演奏していきます😊
娘の番になり、まだまだ、見た目は、幼い娘ですが、娘の演奏が始まると、今まで、可愛らしく弾いていた小さな生徒さんたちと、ガラッと雰囲気が変わります。
娘は、仕上げた曲を、間違えることなく弾いていきます。
横から見る娘は、あなたそっくりで、カッコ良いです😊
無事に弾き終わると、大きな拍手に一礼して、舞台を降りてきました😊
私は、娘を迎えると「上手に弾けたね😊感動したよ😊お母さんも聴いていたと思うよ😊ありがとう😊」と、軽く抱きしめ、頭をなでてやりました。
大きなお姉さん、お兄さんの演奏も聴き応えがあり、数年後、娘も同じような曲が弾けるようになるといいなぁと想い、成長が待ち遠しいです😊
娘の演奏は、天国まで聴こえたでしょうか?
娘は、とても頑張ってますよ😊
「お母さんにも届けたい」と一生懸命に練習するんです。
曲と共に、健気な娘の気持ちが、あなたにも届いたら、きっとあなたは、感動して涙が止まらないでしょう😊
天国で、あなたが、娘の曲を聴き、笑顔で泣いている姿を想像しました😊
これからも、ピアノは、上達していくと思います😊
「音楽で人と人を結べる人」になれるよう、これからも、二人で応援して行こうね😊