【天国の妻に27通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語3月「保育園とのお別れ」

スポンサーリンク
シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

どーも気ままお父さんです!

4年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に6歳娘を1人で育てている46才のシングルファザーです。

今は、死別を受け入れ、娘と二人で、幸せと笑顔いっぱいに暮らしています😊

どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?

このブログには、死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、家族の心温まるエピソードを残しています。

何か小さなことでも、当ブログが皆様のお役に立つことができたなら、うれしいです😊

詳しいプロフィールはこちら←クリック


【天国の妻に27通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語3月「保育園とのお別れ」

目次
1,結婚記念日
2,卒園式
3,保育園最後の日

1,結婚記念日

3月は、結婚記念日がありますね。

あなたと一緒に、役所へ、婚姻届を出しにいったのが、昨日のことのように思い出します。

戸籍ができるまで、2時間ぐらいかかるので、役所の近くを2人で手をつなぎ、散歩して時間を過ごしましたね。

3月でしたが、少し歩くと、暑くなるほど、良く晴れた日でしたね。

できたばかりの戸籍謄本をもらって、私と一緒の苗字になったのを確認して、「結婚したね」と幸せが心を充満していきました😊

結婚式は、挙げれなかったけど、入籍したそのあと、少し値段のするお蕎麦のお店に行き、贅沢に、天ぷら付きのお蕎麦で、二人だけで、ささやかに結婚のお祝いをしたね。

入籍した日のことは、私たちしか知りません。

私にとっては、すごく幸せな日で、とても良い思い出に残っています。

あなたは天国に行き、もう、その思い出を語り合うことはできなくなりました。

私が、死んだり、その日のことを忘れてしまったら、幸せだった入籍の日が、無かったことになってしまいそうで、怖いです。

私は、結婚記念日には、毎年、あなたに花束を持って帰りました。

花束を持って帰るたびに、とても、喜んでくれましたね。

私は、今でも、結婚記念日には、花束を買って帰ります。

花束を受け取る、あなたの幸せそうな笑顔を思い出すと、今でも私を幸せにしてくれるのです。

娘と二人で、ごちそうを作って、お祝いしているんですよ😊

手をつないで散歩したこと、天ぷら付きのお蕎麦を食べたこと、幸せが心を満たしてくれたこと、すべてが、昨日のことのようです。

私の心の中に、あなたは生きていて、今でも、私を幸せにしてくれます。

戸籍上は、独身になってしまいましたが、今でも、あなたとの結婚生活は、続いているんですよ。

今年も、結婚記念日を迎えることができた。

私が、生きていれば、あなたも生きていられる。

ずっと一緒にいよう。

これからも、よろしくね💐。

目次に戻る

2,卒園式

娘は、3月に入ると、卒園式までの日をカウントダウンし始めました。

娘「あと、保育園に行くのも○○回だよ。」

「あと、ちょっとだね。どんな気持ち?」

娘「みんなとお別れ、さみしい😥」

「さみしいね。きっと小学校でも、たくさんのお友達ができるよ。」

娘「うん😥」

自宅より少し離れた保育園に通っていたので、同じ小学校に行くのは、娘の他には男の子で1人しかいないんですよ。

なので、仲の良い女の子のお友達とは、お別れとなるので、少しさみしいようです。

少し、しんみりとした3月も、あっという間に過ぎていき、卒園式までのカウントダウンも、すぐに0日となってしまいました。

卒園式の日は、暖かく、晴天に恵まれました。

桜は、まだ、咲き始めたばかりの頃です。

娘のテンションを上げようと、マニキュアを塗って、髪も、服の色と一緒の大きなリボンで、ピシッと一つに結んでやりました。

あなたの仕事に行く時と同じ髪型です。

髪をひとつにピシッと結んで、背筋を伸ばた凛々しい姿が素敵でした。

卒園式は、凛々しく出席して欲しくて、一つに結んでやろうと思ったんですよ。

大好きな水色のスーツを着せてやると、あなたそっくりで、凛々しくて可愛くて、素敵です😊

マニキュア塗っている間に、「とうとう卒園式だね。どんな気持ち?」って聞くと、塗られた爪を「ふぅふぅ」しながら「少しさみしいな」と、爪の乾き具合を気にしながら、そう小さな声で言いました。

保育園に着くと、娘は、さっさとお友達のところに行ってしまい、私は、卒園式会場の保護者席で、カメラを準備して待ってました。

席には、卒園アルバムが置いてあり、お友達と一緒に笑顔で写っている娘を見ていたら、涙があふれてきました。

周りを見渡すと「入園式もここだったなぁ」と、抱っこして参加した入園式のことを思い出し、また、涙を誘います。

私には、仲の良いママ友、パパ友はいないです。

なので、誰にも邪魔されずに、ひとりでじっくりと、感慨深い時間を過ごすことができました。

私は、こういう時は、ひとりが良いです。

卒園式が始まり、卒園児が、入場してきました。

水色のスーツは、娘だけ(少し派手だったかな😅)で、すぐに見つかりました。

ゆっくりと厳かに歩き、みんなで礼をして、着席します。

髪を1つに結い、背筋を伸ばして座る娘は、誰よりも凛々しく、立派に見えました(親バカ😅)。

それにしても、座っている雰囲気が、あなたそっくりで、カッコいいです😊

名前を呼ばれると、「はい!」と大きな声で返事をして、園長先生の前にゆっくりと進みます。

卒園証書を差し出されると、左手、右手と順番に証書を受け取り、左わきに抱えて、自席に戻っていきます。

私は、カメラを握りしめ、何枚もシャッターを切りました。

最後に、卒園ソングのプレゼントがありました。

卒園ソングは、「6才のうた」で、みんなで、手をつないで、大きな声でうたってくれました。

最後の歌詞

大好きな保育園ともお別れ
少しさみしいけど
がんばるよ

仲良くなったお友達と手をつないで歌っている娘の笑顔を見ながら聴いていたら、涙が止まらなくなってしまいました。

数日前に、

娘「お父さん、『6才のうた』で、絶対泣くよね😊」

と言われてましたが、そりゃ泣けてきますよね。

あなたも、聴きたかったでしょう。

あなたのことを想うと、この歌声が、天国まで届いていると良いなと思います。

娘は、胸を張って、卒園しましたよ。

私も、無事に卒園させることができて、ホッとしてます。

これから、娘は、小学校に行きます。

6才のうたの歌詞に

もう6才になったよ
心配いらないよ 大丈夫
ランドセル背負って
前を向いて進むよ

力強く歌う娘を見ていて、心配ですが、無事を祈り、笑顔で見送りたいと思いました。

あなたも、天国から、たくましく小学校に通う娘を、見守っててください。

二人で、応援していきましょう😊

目次に戻る

3,保育園最後の日

卒園式が終わり、3月31日、保育園に送るのも最後の日がやってきました。

保育園は、丸4年間通いました。

保育園最後の日が近づくにつれ、まだ、2才だった娘を、保育園に連れて行った時のことを、よく思い出します。

4年前に、あなたが、この世を去り、私が、ひとりで娘を育てていくことになりました。

娘が、生まれてから2年は、あなたは、家にいてくれたので、娘は、どこにも通わせることなく、家でゆっくりと過ごすことができました。

そんな箱入り娘が、急に、保育園に通うことになったので、私は、娘と手をつなぎ、初めて保育園に連れていった時は、心配と不安でいっぱいでした。

2才の娘は、まだまだ会話ができるような年齢でも無かったのですが、「心配しないでね」と言わんばかりに、泣きも振り返りもせず、私に背を向けると、新しい世界に、躊躇なく飛び込んでいきました。

周りのお友達は、お母さんと、別れるのが寂しくて泣いている子もいます。

「少しぐらい寂しがるかな~」、「泣いたら困るな~」と思っていましたが、拍子抜けするほど、あっさり「バイバイ」して、行ってしまったのです。

やや寂しく、また、「娘は、こんなにたくましいんだ。。」と感心もしましたし、安心をしたのを覚えています。

それから4年、一度も「行きたくない」と泣いたことはありません。

娘が、毎日、笑顔で通ってくれたので、私は、何の心配もなく、毎日、保育園に送り出すことができました。

その他にも、色々なことを思い出します。

イヤイヤ期は、半年ほど、保育園から帰るのをグズりました。

トイレも行けるようになりました。

私たちの新しい生活を支えてくれた保育園。

毎日、一緒に通った保育園。

成長を見せてくれた保育園。

仲良くしてくれた、たくさんのお友達。

小学校が、ひとり違う娘は、これで、みんなともお別れです。

娘は、2才の時に、大好きな母親と別れ、右も左も知らない新世界に飛び込んでいきました。

頑張って毎日通ってくれ、たくさんの思い出を作ることができました。

日々、過ごした園庭を眺めていると、感慨深いです。

毎日、送り迎えして来た保育園も、これで最後です。

最初は、「毎日の送り迎えは、大変だぁ」と思っていましたが、もう送り迎えができなくなると思うと、さみしい気持ちの方が大きいです。

3月31日、最後の日に、園長先生に挨拶に行きました。

園長先生は、入園式の日に、「大切に大切に、お家で育てたお子さんたちを、預かります」と、力強く言ってくださいました。

次の日の初登園には、正門でほうきを持ち、「○○ちゃん、おはよう!」と、全員の名前を呼んで挨拶をしていました。

「もう、名前と顔を覚えたの?😲」と、驚き、感心して、「この保育園なら、きっと大丈夫だ」と、安心させてくださったのが、園長先生でした。

保育園に預ける時に、不安を感じた日は、一日もありません。

良い保育園に恵まれ、園長先生には、感謝しています。

そのことを園長先生にお伝えしようとしましたが、最後の挨拶は、感極まってしまい、「ありがとうございました。」と、頭を深々と下げることしかできませんでした。

また、これからのことを考えると、保育園は、とても有難い存在でもありました。

お弁当の日も少なく、途中から、保育費も無料となり、大変、助かりました。

4月からは、しばらくお弁当ですし、学童に行くのも、お金が掛かるようになるんですよ。

保育園とのお別れがさみしいのは、娘だけでなく、私も一緒のようです。

登園最終日は、門を出る前に、娘と二人で並んで、園庭に向かい、「ありがとうございました。」と、一緒にお礼をしました。

きっと、あなたがいたら、3人で並んで、お礼をしたと思います。

あなたにも、感謝です。

ずっと、見守っててくれて、ありがとう。

これで、少しさみしいですが、保育園とお別れです。

4月からは、新しい生活が始まります。

これからも、娘と一緒に、しっかりと歩いて行きたいと思います。

応援よろしくお願いします😊

目次に戻る