【天国の妻に26通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語2月「妻の命日に何をする?」

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シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

気まま父さんです!

4年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に6歳娘を1人で育てている46才のシングルファザーです。

今は、死別を受け入れ、娘と笑顔いっぱい幸せに暮らせています😊

どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?

死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、心温まるエピソードなどを残しています。

何か小さなことでも当ブログが皆様のお役に立てれば幸いです😊


【天国の妻へ贈る父と娘の物語2月】

毎月、妻へ手紙を書いてます😊

娘の成長や、今の想い、妻との思い出を、言葉に込めて天国の妻に贈っています😊

死別を受け入れるには、時間がかかります。

また、嫌なことや、気になることがあって、悩んでいる方は、今の自分が持っている幸せを忘れているのかもしれません。

私は、妻の人生の終わりが来た時、自分の人生も終わったんだと思い悲観しました。

それでも、泣いている私に無邪気に笑いかけてくる幼い娘の笑顔が、私の持っている“今ある幸せ”に気付かせてくれました。

今は、娘と笑顔で楽しく、妻を想い、幸せに暮らせています。

私たちのエピソードは、大切な家族との死別の向き合い方や、今ある幸せの感じ方のヒントになると思います。

死別した家族、今ある家族を、大切に想うきっかけになり、死別の受け入れや、悩んでいる人の励みになれば幸いです😊

目次
1,4年が経ちました
2,お父さんが先に死ぬ
3,あなたが選んだお雛さんを飾る

1,4年が経ちました

2月14日は、あなたの命日。

特に特別なことはしません。

毎月と同じように、お墓まであなたに会いに行き、1日あなたを想い過ごします。

少し違うのは、周りのみんなです。

「えーちゃんの命日だね」

仕事の仲間だったあなたのことを気にして、みんなが声を掛けてくれましたよ。

みんなで、あなたのことを話してました。

あなたの失敗談だとか、生きていたら何歳だったとか😅

笑い話ばかりでも無いですよ。

仕事が早くて、みんなへの気遣いを忘れなかったあなたの残した功績や、あなたの人の好さも、話題になりますよ😊

4年経った今でも、あなたの話題は、尽きません。

私は、あなたのことを、みんなが話しているとうれしいです😊

みんなの心の中に、あなたが、しっかりと生きている、と思うからです。

ただ、バレンタインで、チョコレートを持ってくる風習は、無くなりました。

おそらく、私に気を遣ってのことだと思います。

みんなの気遣いが温かいです😊

あなたが天国に行き、もう4年が経ちます。

あなたは、今、何を想い過ごしているのでしょうか?

2才だった娘も6才になりました。

ニコニコと明るい優しい子供に育っています😊

私も、4年間、毎日家事をしているので、随分と上達したように思います(自画自賛😏)

少しは、安心して、私たちを、見守ることができるようになったでしょうか?

私が、あなたにできることは、こうして、あなたを想い過ごすことです。

死別すると、周りのみんなは、気を遣い、「亡くなった方の話はタブー」みたいな雰囲気になります。

あなたのことが話題になると、私は、

「きっと、寂しがり屋の妻も、みんなが思い出してくれて、喜んでいると思う。ありがとう。」

と、伝えるようにしてます。

すると、みんなは、私の前でも、あなたのことを話しやすくなると思うからです。

あなたを良く知るみんなは、

「そうだね。”かまってちゃん”だもんね。」

と、またみんなで笑って話をしてくれます😊

私は、幸せに暮らしていますよ😊

少しお別れは早かったですが、あなたと結婚して、心から良かったと思っています。

あなたは、今も幸せでしょうか?

生きているうちに、何度も聞いた質問なので、答えは分かっているんですけどね😊

命日は、特に、あなたのことを想い過ごしました。

今も、私の心にも、娘の心にも、みんなの心にも、あなたは、しっかり生き続けていますよ。

だから、安心して、これからも、天国から優しく見守っていてくださいね。

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2,お父さんが先に死ぬ

娘が、「死」に対して、敏感です。

私が子供の頃は、こんなに「死」を意識したことは無かったと思います。

当たり前のように、みんな生きていて、誰かが死ぬなんて、あまり想像していなかったのです。

でも、娘は違います。

あなたの「死」を経験している分、きちんと「死」とは、どんなものなのか、理解をして、死を恐れています。

「お母さんに会いたい😥」

娘が、どんなにお願いしても、その願いは叶いません。

お友達には、当然のようにいる「お母さん」に会えないのです。

娘は、人は死んだら、どんなに会いたくても、会えなくなると、分かっているのです。

そんなことを書くと、あなたは、娘を「かわいそう」と思うかもしれません。

しかし、私は、そうは思わないです。

「死」が、分かっているので、人を大切にできるからです。

私もそうです。

大切な人を亡くして、気付くことは多いです。

もちろん、もう会えないと思うと、ツラいですし、さみしいです。

しかし、もう会えないと気付くと、生きている家族との時間を大切に過ごそうと思えます。

娘は、幼いながらにそれを分かっているのです。

この前、次のような会話をしました。

娘「お父さんは、いつおじいちゃんになるの?」

「いつだろう?もうちょっと先かなぁ」

娘「おじいちゃんになったら嫌だ😥」

「お父さんだって、いつかおじいちゃんになっちゃうよ😅」

娘「おじいちゃんになって、死んじゃったら、私、ひとりになる😥」

「大丈夫😅まだまだおじいちゃんにならないし、死なないよ😅」

娘「でも、いつかおじいちゃんになるんでしょ?😥」

「お父さんが、死んでもさみしくならない方法があるよ。」

娘「何?😥」

「自分の家族を作ることだよ。」

娘「結婚?」

「そう、結婚して、子供を産んで、育てて、家族を作るんだよ。」

娘「結婚して、お父さんと離れて暮らすのイヤだ😥」

「ハハハ😅お父さんは、娘ちゃんが、家族を作るまで、死なないよ。だから、お父さんより一緒にいたい人と仲良くなったら、その人と家族を作るといいよ😊そしたら、お父さんが死んでも、ひとりにならないから、あまりさみしくないと思う。」

娘も、私も、いつか来るお別れを予感して、寂しい気持ちになります。

私は、娘に家族ができるまで、生きていたいです。

孫を見たいと思う気持ちはありません。

ただ、娘をひとりにさせたく無いです。

私は、娘のため、自分のため、健康に気を遣い、長生きしてみせます😤

娘に家族ができるのを見届けて、私は、あなたに会いに行きたいと思っています。

娘はまだ6才。

自分の家族を作るのに、何年かかるでしょうか?

20年?25年?30年?

あなたに会いに行くのも、少し時間が掛かりそうですが、きちんとやることやって、堂々とあなたに会いに行きたいと思っています。

あなたを想い、ひとりで育てあげるつもりです。

それが、私の残された人生の過ごし方になります。

そんな生き方を、私は気に入っているので、心配は必要ありません。

もう少し、ひとりで寂しい思いをさせますが、天国で、笑って見守って、気長に待っていてください。

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3,あなたが選んだお雛さんを飾る

毎年、2月の雨の降っていない吉日を選んで、お雛さんを飾ります。

日柄などは、気にする細かい男です😅

4年前に一緒に飾りましたね😊

お内裏様の帽子の紐が、小さくてうまく結べなくて、お互いにイライラして、人生最後のケンカしましたね😅

「うまく結べない😤」と、紐と格闘している私に、あなたは、

妻「もう、じれったい貸して!😤」

「いやいや、私より不器用じゃないか?😅」

妻「いいから貸して😤」

なんでも、やってみないと気が済まないあなたは、やってみるが案の定、うまくできずに、もっとイライラ。

「ほらね😤」

と、お互いムスッっとしたのが、私たちの最後のケンカでしたね😥

人生最後のケンカも、私の人生の良い思い出に残っており、お雛様を飾る時には、必ず思い出します。

今年は、娘と一緒に飾りました😊

あなたとケンカしたことを話ながら、お手本を見て、あーでもない、こーでもないと言いながら、完成😊

雛あられを横に置くと、

娘「早く食べたいなぁ😏」

と、去年も同じタイミングで同じことを言っていたような…😅、成長しているのか、していないのか😅

“花より団子”、誰に似たんだ…😏

子供だから、そんなもんか😊

華やかな、お雛様が、3月3日まで、リビングにいてくれます。

あなたが、娘のために、真剣に選んでくれたお雛様です。

娘のために、それぞれ特徴の違う人形の表情を、真剣に選んでいたあなたの横顔が、思い浮かびます。

あなたの想いの詰まったお雛様がリビングにいると、あなたに見守られている気がします。

あなたの娘への想いは、リビングで生き続けています。

あなたの想いの詰まった大切なお雛様に、娘の成長を、あなたと一緒に願い、しばらく過ごしたいと思います😊

いつもあなたの想いが、私たちを笑顔にしてくれます。

いつも見守っていてくれて、ありがとうね😊

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