
どーも気ままお父さんです!
最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に6歳娘を1人で育てているシングルファザーです。
天国の妻と未来の娘に宛てた日記や生活の質に関することを書いてます。
皆様のお役に立てれば幸いです😊
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妻のおまじないは叶うのか?【天国の妻へ贈る父と娘の物語23】
目次
1,あそこの紅葉を見て来たよ
2,2人で就学時健診を受けて来た!
3,カッコ良く音楽会で演奏したよ
4,月食よりも満月が好きみたい
11月になると、いつもタイミングを見計らって、永保寺にもみじを見に行きましたね。
あなたと、最初に見た永保時のもみじはとてもきれいで2人で心が揺れるほど感動したのを覚えています。
今年も、娘とあのお寺のもみじを見てきましたよ😊
もみじを見ていると、あなたとお寺のあちこちを歩き回った記憶が蘇ります😊
あなたと、最後に一緒に訪れたのは、もう5年前になりますよ。
赤いもみじを背に、ツーショット写真を撮りましたね。
国宝に弱い私たちは、国宝の建物を見て、「おお国宝だぁ」って、しばらく国宝の建物を感慨深く見まわしていましたね。
懐かしいです😊
娘は、国宝に全く興味が無いですが、娘を国宝の建物の前に連れて行き、「お母さんはね、国宝が好きでね、何回もこれ見て感動していたんだよ。」って、教えてあげてます😊
あのお寺は、少しも変わっていませんよ。
もみじは、とても赤くなり、境内と共に池に反射してきれいに写ります😊
大きな大いちょうは、まっ黄色になり秋の風情を楽しめます😄
近くを流れる川の風景は、とてもきれいで癒されます😄
あのお寺の風景は、一緒に訪れた時のままの風景を留めています。
何も変わらない、このお寺に来ると「時が止まっている感覚」になり、あなたが、ひょっとりと現れるような気がします。
もし、もう一度会話ができたら、何を話しましょうか?
このお寺で私からお話があるとすれば、お寺の読み方かな😅
私たちは、違和感を感じながらもこの永保寺を「えいほでら」と呼んでましたが、あなたが天国に行ってから調べたのですが、「えいほうじ」と呼ぶようです😅
天国で、旦那自慢をするあなたが、恥をかかないように教えてあげたいです😊
天国の妻「旦那さんとは、毎年”えいほうじ”にもみじを見に連れて行ってもらったんだ😄」って言ってね。
11月に入って、「就学前健診」というのを受けてきました。
通う小学校ごとに日にちと時間が決まっていて、娘と二人で行ってきましたよ。
通っている保育園で、同じ小学校に行くお友達は、男の子1人ととても少ないんです。
なので、娘にお友達がすぐにできるといいなって思いながら、一緒に並んでいる親子を眺めていました。
他の親子さんの様子を見ていると、すでに母親同士も仲の良いお友達もみえました。
お父さんと二人きりで並んでいるのは、私たちだけでした。
どなたかに話しかけようとも思いましたが、タイミングもなく、
「これから、これから」と深呼吸して、ずっとしゃべり続ける娘の相手をしていました。
健診の順番が来て、呼ばれると、最初は「黄色い帽子の採寸」です。
試着用の帽子があったので、かぶってみると、「Sが調度良く」、「Mだとやや大きい」感じでした。
「う~ん、頭って大きくなるのか??」って悩みながら、「多少大きくなるでしょう。」と、自問自答して、「Mサイズ」を注文しておきました。
良かったかな?
こういった時に、相談相手がいないというのは、とても心細いです😌
健診は、子供たちだけで、入っていきました。
親は、用意されている待合室で待ちます。
「ちゃんと検査が進んでいるのか、ちょっと不安。。。😅」
続々と、お友達が出てきますが、「うちの子出てこない。。😅」
不安も強くなってきたところで、何事も無かったように出てきました😅
ほっとひと安心して、娘が
娘「テスト受けてきたよ😄」
「そうなの?大きな声で答えれた?」
娘「う~ん。。多分。」
「良かった😄」
次は、目の検査。
指導員さんたちが、子供たちに検査の仕方を丁寧に教えて練習します。
「穴が空いている方を指差してね~」
娘「は~い」
私には、両目でも見えない小さな「C」を娘は、テキパキと答えていきます。
「まだ目は良さそうだ😊」
歯や、耳の検査もトントン拍子で進み、思っていたより早く終わりました。
最後に指導員の方から、「後ほど、結果は郵送します。」とのことでした。
後日、健診の結果が届き、「異常ない」とのことで、安心しました。
あなたが、丈夫に産んでくれたおかげで、私ひとりの頼りない育児でもスクスクと育ってくれています。
早いもので、あと数カ月後には、小学生です。
あなたと、代わる代わる抱っこしていた頃を思うと懐かしいです。
どんどんと、成長し、私たちの手から離れていきますね。
頼もしい気持ち半分、やっぱり寂しい気持ちもあります。
あなたは、どんな想いで見守っているのでしょうか?
娘は、良くあなたに会いたいと言います。
「胸に両手をあてて、目ととじてごらん。お母さん見えるでしょ?」
娘「うん!」
「お母さん、どんな顔してる?」
娘「笑っているよ😄」
「ニコニコうれしいね😄」
娘は、これから、小学校に行きます。
悩みも複雑になっていくと思います。
これからも、あなたは、何度も、娘に呼び出されることがあると思います。
優しい笑顔をいつも見せてあげてくださいね。
通っているピアノ教室では、毎年、「発表会」と「披露会」を開催してくれます。
「発表会」は、大きなホールをお借りして、衣装も「ドレス」で着飾り、“ピリッとした本番”っていう雰囲気です。
「披露会」は、グループで行われます。
私たちが、いつも参加するのは、「ピアノの低学年まで」グループです。
生徒10人(+保護者)ほどいつも通っている教室に集まり、練習の成果を披露します。
格好も普段着で、みんなで楽しく交流するのが目的です。
しかし、昨年は、コロナの感染拡大で、教室に10人以上も集まれないと言うことで、「披露会」公園の屋外ステージを借りて行われました。
いつもは、グループですが、広い会場になり、大人から、子供まで、教室に通っている方全員集合で演奏していきます。
もはや、「発表会」レベルです😅
発表会と違うところは、みんなラフな格好で、「音楽を楽しむ」雰囲気だというところですね。
みんなで協力して準備しながら、青空の下で、演奏を聴くのは、とても心地が良いですよ😊
青い空を見上げながら、「あなたと一緒に聞きたかったなぁ」と思いながら、娘の演奏を聴いていました。
あなたは、2才の娘を見て、たくさんの娘の未来を予想して、想像していたことでしょう。
娘の成長していく姿を一緒に見ていくはずだったのにね。
天国からは、背筋を伸ばし、堂々と演奏する娘の姿は見えるのでしょうか?
天国まで、娘の元気でかわいい演奏は、届くのでしょうか?
娘の成長を感じるたびに、あなたに語りかけるのです。
あなたが、想像した娘に成長しているでしょうか?
あなたは、きっと、どんな娘になってもそのまま愛してくれますかね?
私は、あなたが娘の近くにいれない悔しさを十分に分かっています。
私は、娘と一緒に過ごせるので幸せです。
日々、どのように成長してもあなたの分まで、愛して守っていこうかと思います。
寒くなり、保育園に着く頃は、真っ暗な季節にになりました。
毎日、娘と園庭を2人で手をつなぎ、夜空を見上げて、お月様を眺めて帰ります。
11月のお月様は、とてもきれいです。
もうすぐ満月になりそうな、少しだけ欠けているお月様を見て、
娘「お父さん、あれ満月??」
「まだ、まん丸じゃないかな。もっと丸くなるよ。明日かな?」
満月になる前からお月様も明るくて、お月様を話題にしながら帰る毎日でした。
満月の前夜でも、とてもきれいにまぶしく輝いていて、2人で「ずっと見ていたいね」って、お月様とのお別れを惜しみつつ家に入ってました。
次の日の朝刊に「今日、夕方に月食が見られます。」と書いてありました。
詳しく調べてみると、夕方の18時ごろということで、ちょうど、保育園に迎えに行く時間です。
ちょうど良い時間の天体ショーで、娘にとっては、月食は初めて見ます。
「娘は、月食を見たらどんな顔するだろう😊」と、仕事をしながら、夕方になるのをワクワクして待ちます。
夕方になり、仕事が終わると、車に乗る前にお月様を探します。
少し低い位置に、お月様を見つけました。
すでにお月様も隠れだしています。
全部隠れる前に娘に見せてあがたいと、急いで保育園に向かいます。
保育園に迎えに行くと、いつものようにダラダラとしています😅
「はやくぅ~」
もうすぐ隠れそうなお月様を見ながら焦ります😅
ようやく出てきて、いつものようにお月様を探します。
「ほらほら見て、今日は、月食だよ😊」
娘「げっしょくって何?」
「お月様が食べられちゃうよ😊」
娘「えっ!そうなの?」
「お月様が、影に隠れて、いつもより暗くなっているでしょ?」
娘「ほんとだ」
まっ、私が思っていたより、娘のテンションは上がりませんでした😅
月食は、珍しいので、大人が楽しむような天体ショーですね😅
何だか、あなたも「きれいな満月の方が好きだな」って言いそうだと思いながら、娘に「貴重な体験なんだよ」って説明する私でした😅
本来であれば、とてもきれいな満月だったはずです。
家に帰り、ごはんを食べ終わったあと娘が
娘「お月様出てきたかな?」
「見に行ってみる?」
2人で、外に見に行きました。
すると、とてもまぶしいきれいな満月が迎えてくれました😊
いつまでも、きれいな満月とのお別れが名残惜しく2人で夜空を見上げていました。
私も、月食より満月の方が良いです😊
娘「明日もお月さんに会えますように!」
いつも、娘が、お月様を見つけると、また会えるようにおまじないしてます。
あなたも私もお月様好きでしたが、娘は、それ以上に好きかもしれません。
これからも娘と2人できれいなお月様が出ていたら、仲良く夜空を見上げ、生きていこうと思います。
あなたが、病気になり、最後に一緒に夜空を見上げたスーパームーンのことを覚えていますか?
私たちは、2人並んで、大きなお月様に一緒におまじないしましたね。
私は、「あなたの病気が治りますように」
あなたは、「娘がいつまでも笑っていますように」
私のおまじないは、叶いませんでしたが、あなたのおまじないは、叶っています。
いつまでも娘が笑っていられるように、あなたのため、娘のため頑張るからね。
安心して天国で待っててください😊