
どーも気ままお父さんです!
最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に5歳娘を1人で育てているシングルファザーです。
天国の妻と未来の娘に宛てた日記や生活の質に関することを書いてます。
皆様のお役に立てれば幸いです😊
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娘があなたに似てきましたよ【死別シングルファザーと娘の2人暮らし21】
毎月、妻に手紙を書いています。
妻が、天国で心配することなく、“妻がほっこり”しそうなことを書いています。
“妻の想い”や“娘の笑顔”がつまった物語となっていますので、読んでくださった皆様の心の中を、温かくできて、近くにいる大事な人との時間を、少しでも「大切にしよう」って思ってくだされば、とてもうれしく思います。
1,靴下に穴
2,彼岸花(ひがんばな)
3,月夜の散歩
娘が、保育園から帰ってくると、
娘「靴下に穴が空いた…😥」
と、片足を私に見せ、シクシク泣きながら言ってきたので、
「どうして悲しいの?」
って、聞くと
娘「だって、この靴下好きだっただもん😥」
「そっか…じゃあ、笑ってお別れしよっか😊」
娘「悲しいよ~😥」
「靴下さんは、穴が空くまで足を守ってくれたんだよ!頑張ったんだからすごいよ!」
娘「よく頑張ったんだね😥ありがとう😥」
ここで大泣き…
「お父さんも、ありがとうって同じ気持ちだよ😊2人で笑ってお別れしよ😊」
そのあと、2人で、「ありがとう、また会おうね」って、穴の空いたお気に入りの靴下さんに、お別れをしました。
娘の感性は、あなたに似て豊かだと思います。
物に対しても、生き物に対しても、感受性が豊かに育って欲しいと思っています。
今回の「靴下」の件は、娘は、とても悲しんでいましたが、私は、そんな娘を見てあなたを思い出し、うれしく思いました。
最近、成長した娘の中に、あなたを探していることに気付くことが多くなりました。
些細な言葉や、しぐさにあなたを見つけては、うれしく思うのです。
娘も成長してきて、あなたに似ているところも増えてきました。
きっと、これからもあなたに似たところがどんどん出てくると思います。
毎年、お彼岸の時期に車で走っていると、あなたは、道端に赤くきれいに咲く彼岸花を見つけると、
妻「見て!彼岸花だよ。いつもきちんとこの時期に咲くね!」
って、我先にと、勢いよく彼岸花に指を差して、教えてくれましたね。
この時期に彼岸花を見つけては、あなたが張り切って私に教えてくれたのを思い出します。
あなたが、いなくなり、この時期に、彼岸花を見つけて指を差すその役目は、私になってます。
車で走っていて、彼岸花を見つけると、娘に
「あの赤い花見える?」
娘「うん」
「あの赤い花ね、彼岸花って言うんだよ」
娘「ヒガンバナ?」
「そう。毎年この時期に、きちんと咲くんだよ。すごいだろ」
去年までは、そんな会話をしながら、私が道端に咲いている彼岸花を指差していました。
今年も、車で走っていると赤い彼岸花が目に入ってきた。
あなたの言う通り、ほんとに、狂いなく、この時期に咲きますね。
あなたの言葉を思い出し、感心していると、
娘「お父さん!あれ、ヒガンバナだよね!」
って、勢いよく指差して教えてくれました。
「おー!彼岸花だね。良く名前を覚えていたね😊」
娘「今年もこの時期にきちんと咲いたね😊」
「そうだね。きちんとこの時期に咲いたね😊教えてくれてありがとう😊」
今年は、娘から、いつもの彼岸花の会話をしてくれました。
彼岸花を見つけると、我先にと、指を差して教えてくれた姿が、あなたと重なります。
「お母さんがね、いつもそうやって指差して『彼岸花だよ。』って教えてくれてたんだよ。」
娘「そうなんだ😊」
「今年は、娘ちゃんがお母さんのように教えてくれて、お母さんを思い出したよ。」
一緒に暮らしていれば、言動が似てくるのは分かるけど、一緒に暮らしてもいないのに、言動が似てくる。
不思議ですね。
私が、娘の中にあなたを探してしまうからでしょうか?
あなたは、いなくなりましたが、存在が消えてしまった訳ではありませんよ。
あなたは、ひとりではありません。
こうやって、いつも二人であなたを思い出しています。
あなたは私たちの中で生きているんですよ。
そして、とても私たちの力になっています。
あなたが元気な頃は、良くお月見散歩したね。
満月がきれいだと、あなたと2人で肩を並べていつまでも月を眺めていたことを思い出します。
戒名にも“月”の文字が入っているので、お月さんには縁を感じますね。
今年の十五夜の前日の晩に、ごはんを食べ終えた娘が、
娘「お父さん!お月さんが見たい!」
と、突然、言い出しました。
「じゃあ、お月見散歩でも行くか?」
娘「うん♥」
久しぶりに、お月見散歩に出掛けることにしました。
娘と2人で手をつなぎ、お月さんを見上げながら、あなたと良く歩いた道を散歩しました。
あなたと散歩していた頃は、娘はまだ小さくベビーカーを押して散歩したのを思い出します。
もうあの頃と違って、私と同じスピードで歩くことができるようになりましたよ。
お月さんを見上げながら、あなたを語りながら歩いていると、3人で歩いているような感覚になります。
あなたも、娘と3人で手をつないでお月見散歩したかったですよね。
一緒にお月さんを見上げて、
「きれいだね」
って、お話したかったですよね。
あれから、3年が経ち、娘は、体も心も成長し、一緒にお月見散歩を楽しめるようになりましたよ。
私も、あなたと一緒にお月見散歩を、もっともっと楽しみたかったです。
あなたはいなくなりましたが、まだ、あなたを近くに感じます。
成長した娘と、あなたと一緒にお月見散歩している想像はできます。
「こんな会話するだろうな」「こんな表情でお月さんを見上げるんだろうな」と想像ができるのです。
いつまでも、私たちの側にいてくれるあなたに感謝します。
あなたに誘われて良く散歩に行きましたが、今年は、娘に誘われて散歩に行きました。
少しずつ成長する娘が、あなたに似ていきます。
あなたが思い描いたような未来を描けるように、あなたを想い、楽しく大切に、娘を育てていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
父ひとりでの悪戦苦闘の子育てを見守っていただき、応援していただけるとうれしいです。