
どーも気ままお父さんです!
ブログに興味を持っていただきありがとうございます😊
私は、最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に6歳娘を1人で育てている死別シングルファザーです。
天国の妻への手紙や未来の娘に宛てた日記、死別、生活の質に関することを書いてます。
皆様のお役に立てれば幸いです😊
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七夕の短冊に想いを込めて。【死別シングルファザーと娘の2人暮らし19】
毎月、妻に手紙を書いています。
妻が、天国で心配することなく、“妻がほっこり”しそうなことを書いています。
“妻の想い”や“娘の笑顔”がつまった物語となっていますので、読んでくださった皆様の心の中を、温かくできて、近くにいる大事な人との時間を、少しでも「大切にしよう」って思ってくだされば、とてもうれしく思います。
目次
1,シンパパと6才娘の七夕の願い
2,楽しかった実家のお泊り
3,初めての観覧車
4,カルピス事件
通っている保育園では、七夕の前になると、何も書いていない短冊を2枚渡され、1枚目には娘の願い、2枚目には親の願いを書いて後日持って行きます。
すると、7月7日の七夕会の帰りに、二人の願いの書いてある短冊を下げた笹を持って帰ってきます。
あなたがいなくなった2才から保育園に通っている娘は、今年で、4回目の笹を持って帰ってきました。
「お願い事ある?」
娘「お願い事?」
「うん。何か欲しい物とか、やりたいことある?」
「ないよ」
「じゃぁ、食べたい物は?」
「スイカ!」
て、具合に、毎年その時に食べたい果物を書くという恒例行事になってます😅
2才の時は「いちご」
年少さんになり「ばなな」
年中さんの時は「すいか」
そして、年長の今年は、「ばなな」。。
並みいる美味しい果物を抑えて、「ばなな」が2回目の受賞となりました(笑)
今までは、私が短冊に書いていましたが、今年は、字を覚えた娘に自分で書いてもらいました。
「ばななたくさんたべたい」
短冊に子供の字で書かれた可愛い願いです。
あなたは、「贅沢だ!」と思うかもしれませんが、毎食後に二人でフルーツを食べています。
フルーツは、季節によって旬が違うので、季節に合ったフルーツをスーパーで買ってきます。
年中、スーパーに置いてある”ばなな”は、「いつでも食べれる」と思うと、買う機会もなく、あまり食べていないのです。
なので、あまり食卓に出ない”ばなな”が、食べたかったのでしょう。
可愛い願いなので、ばななたくさん買って、叶えてあげたいと思います😁
私の願いは、あなたの願いと一緒です。
私が、あなたに「どんな子に育って欲しい」って聞いた時に、あなたは、しばらく考えて「大人になってもいつも笑っていて欲しいな。それだけでいい。」とゆっくり答えてくれましたね。
娘が、ケラケラと笑っていると、遠くを見て、答えてくれた、あなたの優しい横顔をいつも思い出し、私は、幸せを感じます。
短冊に、あなたの想い込めて、「娘と、笑顔でたくさん遊びたい」と書きました。
私も、娘とは、いつも笑っている思い出をたくさん作りたいと思っています。
お母さんがいなくて、寂しい思いもたくさんさせると思います。
でも、娘が、大人になって、私との生活を振り返り、「お母さんいなくて寂しかったけど、お父さんと一緒の暮らしは楽しかった」って、いつでも笑って思い出話をしてくれたら良いなって思っています。
短冊にあなたと私の想いを込めて「娘と、笑顔でたくさん遊びたい」。
このお願いは、これからも変わることが無いです。
あなたが優しく見守っているから、私が笑うことができます。
突然ですが、娘を連れて、実家で1泊してきました。
私の夏休みの思い出と言えば、毎年「富山のおばあちゃん」の家に行って、みんなで、花火やすいかを食べたことがとても楽しかったのを覚えています。
そんなこと考えていたら、「あっ!そう言えば、子供連れて実家にお泊りしたこと無い!」ってことに気付きました。
実家を出てから、かれこれ20年経つのですが、実家に泊まりに帰ったことがありません。
「よし!実家に行こう!」
早速、母親に「今週末泊りに行くわ」ってLINEして、“OK”という意味のスタンプが返ってきました。
70を超えている母ですが、LINEを使いこなし、可愛いスタンプを多用し返事をしてくれます。
花火を買い、車で30分ほどの実家に向かいます。
いつも通りの実家には、父親が大きなテレビで始まったばかりのオリンピックを見てました。
娘は、持参したアクアビーズをおばあちゃんに自慢しています。
お昼に着いたのですが、午後の時間は、いつもの午後の時間とは違い、とてもゆっくりとした時間が流れていきます。
母親と娘を乗せて、近くのスーパーに買い出しに行きます。
スーパーでの買い物で、「あっ安い」とか、お野菜見て「あまり、おいしそうじゃないね」とか主婦みたいな会話を母親とするようになったのは、不思議な感覚でした。
夕食は、近くに住む弟夫妻も呼びました。
弟夫妻には、男の子が2人(小1、年中)、女の子1人(1才)のにぎやか家族。
娘とも丁度年齢も近い“いとこ同士”で仲良く遊んでいます。
ごはんも食べ終わると、みんなで、買ってきた花火をしました。
おそるおそる火を点け、花火が出ると「わぁー!」と盛り上がり、最後はお決まりの「線香花火大会」が行われました。
花火も終わって、少しみんなでゆっくりしてから、弟夫婦を見送り、早めに娘と就寝します。
家の中に、人がいるからなのか、安心して、久々に良く眠れました。
次の日は、母は用事があったので、父親と喫茶店でランチをして、娘にバナナジュースをごちそうしてくれました。
娘は、初めて飲むバナナジュースのあまりの美味しさに、ビックリしてましたよ。
親にお礼を言って、夕方には、家に帰ってきました。
久々の実家は、温かく、「いつ帰って来ても良い場所だな」って思いました。
安心してゆっくりと眠れて、「知らず知らずに気を張って生活しているんだな」って気付かされました。
あなたから見て、私は無理してるかな?
私が、無理をするのを知っていて、あなたは、亡くなる最後まで私に「頑張り過ぎは、良くないからね」って、何度も言われたことを思い出します。
親も、私たちの突然の訪問で大変だったと思いますが、孫との一日も楽しんでくれたようです。
帰り道の車の中で、娘が、しくしくと泣き始めます。
よっぽど楽しかったのか、「まだ、みんなと一緒にいたい」と寂しがって泣くんです。
私も、小学校の高学年まで、富山のおばあちゃん家から帰る時には、車の中で涙を流して寂しがったのを思い出しました。
私にとって、帰りの車の中も、おばあちゃんを想っていた、良い思い出となっています。
娘にも、この涙は、良い思い出となって、一生の宝物になれば良いなと思いました。
あなたとも「娘が安心していつでも帰って来れる“家”にしたいね。」って良く言ってましたね。
私一人で、作れるかな?
あ、いかん。また肩に力が入ってしまうところだった😅
少しスピード落として、ボチボチ頑張るので、見守っていてくださいね。
娘と初めて観覧車に乗ってきましたよ。
場所は、あなたとも何度か行ったアクア・トトです。
あなたと、ここで、幼い娘を抱っこしながら、芝生にシート敷いて、あなたが握ってくれたおにぎりを食べたのが、昨日のことのようです。
水で遊べる所があって、「娘が大きくなったら遊ばせに来れるね」って話してたっけ。
あの頃は、余分なお金もなく、「勿体ない」からと、お金のかかる水族館や観覧車には入らなかったよね。
そんな、あなたとの思い出が残る「アクア・トト」に夏休みの思い出作りに行ってきたよ。
当時入らなかった水族館で、色んな魚を見た後、園内のどこからでも見える大きな観覧車を指差して、「観覧車乗ってみる」って聞いてみた。
高い所が苦手な娘なので、嫌がるかなと思ったけど、ノリノリではないが、「うん!乗ってみる」ということで、観覧車乗り場まで行きました。
ゆっくり上がっていく観覧車の中で、娘は、案の定、怖がって動こうとしません。
私が動くと揺れるので、「動かないで!」と、大きな声で、指示を出してきます(笑)
怖がる娘の手を取り、ゴンドラの中から遠くの景色を一緒に眺めました。
興味津々と外を眺める娘を見て、「あなたと一緒に乗せてあげたかったなぁ」って思うと、思わず涙があふれてきちゃいました。
以前、あなたと一緒に来た時は、たしかに余分なお金は無かったが、水族館や観覧車に乗ったぐらいで生活ができなくなるほどの貧乏でもありませんでした。
あの時は、ただただ、「勿体ない」と、我慢しただけのことです。
ケチケチせずに、一緒に乗ってあなたと娘の思い出を作ってあげれば良かったと後悔せずにはいられません。
あなたとの思い出の地を、娘と良く巡ります。
「もう2度と一緒に来れないかも。」
当時、少しでもそう考えられたのであれば、あなたとの思い出を、精一杯作ることができたのに。。
元気な時は、「当たり前」のように「また来ようね」って思ってしまうのですね。
あなたがいなくなってからは、娘と、どこに行っても「ここに一緒に来るのも、これで最後かもしれない」と、思うようになりました。
少しぐらいお金の掛かるアトラクションは、どんどんさせてあげたいなって思っています。
あなたは、どう思うでしょうか?
倹約家のあなたは、それでも「お金使わなくても、一緒にいれれば幸せじゃん」って言って、観覧車に乗らなかったかもしれませんね。
たしかに、あなたと行った所は、どこもお金が掛からなかった場所が多いけど、幸せな思い出でいっぱいだね。
それでも、娘と観覧車に乗った時に思うことは、「あなたにも、娘が少し怖がりながらも、興味津々と遠くの景色を眺める顔を、一緒に見せたかったな」って思うのですよ。
きっと、あなたは、目を細めて娘の横顔を見るんだろうなって想像します。
そんなあなたと娘の横顔を一緒に見られるのなら、私は、どんなに幸せだろうか。
観覧車に乗りながら、テッペンで娘の横顔の写真を撮りながら、そんなこと考えてました。
夏は、まだ続くので、思い出たくさん作ってあげたいと思います。
あなたに怒られるかもしれませんが、娘がカルピスにハマりました。。
この夏、子供チャレンジという教材で、「カルピスを凍らせてみよう」というような実験が紹介されていて、「お父さん、カルピス欲しい」と言うので、1本買ってやりました。
実験内容は、カルピスをフリーザーパックの中に入れ、バットに乗せ、氷だけの場合と塩を振った氷の場合と、どちらが良く冷えて、カルピスがシャーベット状に凍るのか?という実験です。
早速、2人で、カルピス実験をやってみたのですが、なんと「どちらも凍らない😅」という失敗に終わり、冷えたカルピスを娘がおいしく飲んだだけだったんですが、とてもカルピスを気に入って、それから毎晩飲むようになりました。
カルピスって、おいしいだけじゃなく、作らないといけないから、それもハマった原因だと思います。
キッチンで「自分で用意して、作って飲む」という大人がするようなことが自分ででき、しかも「おいしい」。
お姉ちゃんに憧れているこれぐらいの年の子が、背伸びできている感じでうれしいのでしょう。
作り方は、手ほどきしました。
小さいメジャーカップと普通のメジャーカップを用意して、小さい方には、カルピスの原液を15ml、普通の方には、水を60ml入れます。
自分のコップに氷と原液と水を入れてまぜると教えたのですが、いっちょ前に、私がチューハイを作る時に使う、ステンレスのマドラーを持ってきて、混ぜています。
毎晩、私が、お酒を作るのを、マネしているんだと思います(笑)
原液を慎重に小さいメジャーカップに入れていくのですが、だいたい、
娘「あっ、しまった!ちょっと入れ過ぎちゃった!いい?」
って、毎回聞いてくるので、
「ちょっとぐらいならいいよ。」
って、いつも答えるのですが、ある時、カルピスを飲みながら
娘「なんで、いつもちょっと多くなるか知ってる?」
って、聞いてきたので、きっとワザとやってやがります😒
それまで、私は、気付きませんでした😅
カルピスの原液を多く入れると、甘くなり美味しくなるもんね。
自分の子供の頃を思い出しました。
ちょっと、原液を多くする「カルピスの贅沢飲み」は、子供ながらに憧れでしたね。
あなたは、どうでしたか?
あなたの子供の頃のカルピスのエピソードは、聞いたことが無いですね。
たくさんお話したけど、まだまだ、話していないこともたくさんあったことに気付きます。
そんなことを思いながら、毎晩、お風呂上りでタオルを頭に巻いた格好で、うれしそうにニコニコとカルピスの原液を慎重に多めに入れて、いっちょ前にステンレスのマドラーでかき回している娘を眺めています。
今日も、色々あったけど、良い一日だったなって思えます。
娘にとって、このカルピスの思い出を、将来、大事な人に楽しそうに話をしてくれたらいいなって思います。
娘「小さい頃ね。カルピスが大好きだったの。」
大事な人「僕は、あんまり飲んだ記憶がないなぁ」
娘「私がカルピス作っているとね。お父さんがニコニコして『おいしいかい?』って必ず聞いてきたの。」
大事な人「あなたのお父さんらしいね(笑)」
娘「うん。私の大事な思い出。」
カルピス買ってあげて、ここまで妄想する父親になっておりますよ😅
最近は、こんな思い出をたくさん作ってあげたいなって思って父親頑張っています。
これからも応援よろしくね。