あなたがいなくなって3年が経ちました。【シングルパパと娘の物語14】

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シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

どーも気ままお父さんです!

最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に5歳娘を1人で育てているシングルファザーです。

天国の妻と未来の娘に宛てた日記や生活の質に関することを書いてます。

皆様のお役に立てれば幸いです😊

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「あなたがいなくなって3年が経ちました。【シングルパパと娘の物語14】」

天国で私たちを見守ってくれている妻へ毎月手紙を書いてます。

妻が心配しないように、“ほっこり”が多い内容となってます。

私が大事にしている、“妻の想い”や“娘の笑顔”がつまった物語となっていますので、心の中が温かくなっていただけたら幸いです。

☆目次☆
1、逆上がりができた?
2、娘とひな人形を飾る
3、あれから3年だね
4、エピローグ

1、逆上がりができた?

運動が苦手だったあなたに、朗報ですよ😊

なんと、娘が、逆上がりができるようになりました🤭

娘も、運動が苦手なの覚えてますか?

実は、今でも運動が苦手なんですよ。

まさか、年中さんで、逆上がりができるようになり、あなたに報告ができるとは、夢にも思ってもいませんでした。

私としては、逆上がりは、「小学校に入ってしばらくしたら、一緒に練習するのかなぁ」って思ってました。

でも、運動が苦手な娘に教えるのは「苦労するかも・・」とちょっと覚悟していたんですよ。

そう思っていたのに、突然できるようになったのです。

私が親として失敗した、娘の逆上がりを確認するまでのエピソードがあります。

仕事が終わり、保育園に迎えに行き、帰りの車の中で、

娘「お父さん、逆上がりってできる?」

「子供の頃はできたけど、今はできるかなぁ」

娘「私、できるようになったよ」

「えっ?逆上がりできるの?すごいじゃん😏」

と、答えはしましたが、この時点では、「逆上がりなんてできるわけない」と思っていました。

ちょっと前まで、鉄棒と言えば、「ぶら下がる」か「ブタの丸焼き」ぐらいしかできなかったので、そう簡単に逆上がりができるとは、思えなかったのです。

何か別の技を逆上がりと呼んで「できた」と言っているのだろうと思ってました。

なので、特に、気にすることもなく、数日が過ぎていきました。

数日後、帰りの車の中で、娘が、

娘「今日も、逆上がりしたよ」

「そうなの?すごいじゃん。」

また、言うので、何ができるようになったんだろう?と思い、少し突っ込んで聞いてみました。

「逆上がりってどうやるの?」

娘「コツはね、お腹が鉄棒から離れないようするんだよ。」

「ん!?鉄棒にお腹くっつけて、足上がるの?」

娘「上がるよ。前回りはできないけどね」

「そうなの?じゃあ明日、見せてくれる?」

娘「いいよ」

娘が言う「お腹を鉄棒から離さないように」というのは、たしかに逆上がりのコツなので、「ひょっとして本当に逆上がりができるのか?まさかなぁ~」と思い、少し怪しみながらも、次の日に保育園の鉄棒で見せてもらうことにしたんです。

次の日、保育園まで迎えに行くと、娘は、張り切って鉄棒まで行き、カバンを私に預けると、鉄棒に手を掛けて、

娘「見ててね。さ・か・あ・が・り!」

と言う掛け声と共に、勢いはないですが、ググっと足が上がるではありませんか!

「あれ!?すごいじゃん!逆上がりじゃん!動画撮らせて!」

と、何回か撮影した映像がこちら↓

勢いで回るというよりは、腹筋で足を持ち上げるような感じですが、たしかに逆上がりができています。

正直、驚きましたよ。

娘には、「逆上がりなんてできないと思って疑ってごめんね」と伝え、「いいよ」ってニコやかに笑顔で返してくれました。

娘の言葉を信じず、「できるわけがない」と決めつけてしまって、反省しかありません😅

娘は、怖がりで慎重派なので、鉄棒の上から、頭を前に倒す“前回り”は、まだできないようです。

“前回り”より、逆上がりを先に覚えるとは、何とも娘らしい鉄棒の習得だなぁって思いました。

父親らしく逆上がりを教えるどころか、できるようになった娘を信じなかったダメ父でしたが、娘にできることが1つ増え、あなたに報告できたのはうれしく思いました。

あなたが、天国で娘の逆上がりを見て、同じように驚いて、目を細めて「すごーい!」と手を叩いているのが目に浮かんできますよ。

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2、娘とひな人形を飾る

今年もあなたの買ってくれたひな人形を無事に出せましたよ。

一昨年は、あなたと飾り、去年は1人で飾りました。

今年は、娘が張り切って飾りつけを手伝ってくれたんですよ。

娘と一緒に飾っていると、あなたのひな人形への想いを思い出しました。

このひな人形は、あなたが、ベッドの上で随分とスマホとにらめっこして悩んで買ってくれました。

私が、毎年飾るのが大変にならないように、おひな様とお内裏様だけのものを選んでくれたね。

ひな人形が家にやってきたのは、2月入って間もなくで、あなたが天国に行く10日ほど前だった。

少し飾るには早かったけど、あなたにおひな様の顔を見せたくて、一緒にひな人形を飾ったね。

お内裏様の帽子のヒモを結ぶのがうまくいかずに二人でイライラしながら、写真のお手本を見ながら「あーでもない、こーでもない」と飾りつけをしたのを覚えています。

あれから、早いもので3年が過ぎました。

「無事に健康に育って欲しい」

あなたのあの時の娘への想いは強く残り、あなたの願いが叶っていると思うと涙が出てきます。

おひな様の顔を見て、「今年も無事に飾ることができた」と少しホッとしました。

あなたも同じような気持ちでしょうか?

育児は、まだまだこれからですが、「あなたの想い」と「娘の笑顔」を一番にこれからも育児を頑張っていきたいと思います。

これからも応援よろしくね。

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3、あれから3年だね

あなたが天国に行き、3年が経ちましたね。

「どのように過ごしているのでしょうか?」

ずっとそのことを考えた3年間でした。

きっと、私と娘の生活を近くで見ていて、“ハラハラ、ドキドキ”してることでしょう。

あなたの遺した娘は、才能にあふれ、とても丈夫な体を持ってますよ。

こんな親孝行な娘を産んでくれて、日々幸せを感じています。

あなたには、本当に感謝しかないです。

絵本も一人で読めるようになったし、逆上がりもできるようになりました。

生活では、好き嫌いはなく何でも食べますし、朝はすぐに起きてくれます。

あなたに似て、記憶力がとてもたくましいです。

あなたは、パソコン並みに記憶力があり、私はあなたに頼りきりで生活していましたが、今では、娘の記憶力に頼るという生活になりつつあります。

「明日、保育園で何が必要だったっけ?」「さっき計った体温何度だったっけ?」「お野菜は、何を買うんだったっけ?」といった具合です。

すべて、あなたが私が困らないように遺してくれたものだと思えてきます。

あなたは、私に「子育て大変だけどよろしくね」と申し訳なさそうに言いましたが、私はちっとも大変と思ったことは無いですよ。

あなたも私もお互いに依存し過ぎていて、どっちかが、いなくなったらどうなるのか心配でしたが、飾ってあるあなたの笑顔の写真が私に今でも力をくれています。

今でも、気付いたら、あなたのことを考えています。

「あなたは、今、何を想い、どのように過ごしているのでしょうか?」

ってね。

あなたのことを大事に想っていると、余分なことを考えなくなりましたし、やっかいな人間関係も無くなりました。

雑音が無くなり、よりシンプルに生活するようになりました。

あなたがいないのは、とても不安で、寂しいばかりですが、今のこの生活が気に入りつつあります。

このまま、何年か娘と楽しく過ごし、私の子育ての役目が終わったら、あなたに会いに行くと思います。

あなたと再開する時に、胸が張れるように、一生懸命に子育てを頑張りたいと思ってます。

あなたが応援してくれていると思うと、力が湧いてきます。

もう少し待たせるけど、それまでハラハラ、ドキドキ応援しててくださいね。

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4、エピローグ

2月14日で、妻が天国に行ってから、3年が経ちました。

長いようで、過ぎてみれば、あっと言う間です。

2才だった娘は、5才になりました。

子育ては、全く大変とは思っていませんが、今、ゆっくりと3年を振り返ると、とても必死で生活していた気がします。

特に、“イヤイヤ期”。。。

思い出しただけで、「よく耐えた」と我ながら思います。

今は、娘も私も成長し、生活も落ち着いています。

娘はテキパキと自分のことは自分でしますし、私の家事のスピードは、速くなりました。

このような状況になるずっと前は、1人で、子育てをするのは、とても大変だろうと想像していました。

もちろん、大変だったのですが、妻の心配する“苦労”したとは、全く思っていません。

妻が天国に行く前に、私に「あなた一人に苦労を掛けるね。ごめんね。」と言いましたが、「苦労だなんて思わないから大丈夫だよ」と言いました。

その時は、妻に安心して欲しいと思い、そのように伝えましたが、先は分からず不安はありました。

しかし、幸運なことに、地域と職場の仲間に恵まれ、何不自由なく落ち着いて生活できております。

娘も健康に育ち、たまに泣きべそをかきますが、笑顔が絶えない家庭になってます。

改めて、皆様に感謝してます。

これからも、皆様の力をお借りしながら、この地域で子育てをさせていただくことになります。

そして、私もできる限り皆様のお役に立ちたいと思っています。

このブログを通じて、私が体験したことをたくさん書いていきたいと思います。

同じような体験で悩んでいる方の励ましになり、元気をお届けできたら、うれしいと思っています。

最後まで読んでくださり、感謝します。

ありがとうございます。

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亡き妻の誕生日に何してる?【シングルパパと娘の物語13】