娘と大好きな人に会いに行く😊【シングルパパと娘の物語11】

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シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

 

どーも気ままお父さんです!

最愛の妻を病気で亡くしました😢
妻の想いを繋ぎ5歳娘を1人で
育てているシングルファザーです。

天国の妻と未来の娘に宛てた日記や
生活の質に関することを書いてます。

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【シングルパパと娘の物語】は、天国の妻と未来の娘に宛てた手紙だと思って書いてます。

ほっこり多めにしてあるので、天国の妻や娘だけでなく、皆さんも、目を細めてくれたらうれしいです。

 


1、富山のおばあちゃんに会いに行く


富山のおばあちゃんに会いに行ってきました。

娘にとっては、“おおばあちゃん”です。

私の母親の実家は、富山県の宇奈月温泉の近くにあります。

私が子供の頃は、毎年お盆と、正月に、母親に連れられて、富山のおばあちゃんの家に行くのがとても楽しみでした😊

富山のおばあちゃんの家は、とても田舎にあり、周りは田んぼだらけです。

近くに河原があり、水は冷たく、畑で取れたスイカを、農地用水で冷やして食べます。

おばあちゃんは、温かく優しい人です😊

私は、おばあちゃんが、大好きです😊

私も社会人になり、自分の仕事や家庭などで忙しくなると、なかなか富山に行く余裕もなくなっていきました。

特にこの数年は、行けておらず、おばあちゃんの顔も見れていなかったです。

そんなおばあちゃんも、高齢になり、今は90才を超えました。

丈夫な人でしたが、ひざを悪くすると、ぼーっとする時も多くなり、認知症も進んでいると母親から聞かされております。

今は、おばあちゃんの家の近くの老人ホームにお世話になっています。

今年は、おばあちゃんに会いに行きたいと思い、母親に「おばあちゃんに娘の顔を見せたいから、次に、富山に行く時は一緒に連れて行ってね」と頼んでいました。

ところが、コロナ騒ぎが起こり、母親もなかなか、富山に行くタイミングを逃していました。

11月に入り、母親より「11月に富山に行くけど、一緒に行く」と誘われたので、「行く、行く!」と、久しぶりに富山に行くことになりました。

5才になる娘は、初めての富山県です。

名古屋駅で、母親と待ち合わせ、特急「しらさぎ号」に乗り、富山に出発しました。

のんびりと、電車にゆられての4時間ほどの旅です。

普段は、車での生活なので、娘も電車に乗れるとウキウキしています😊

金沢駅で、北陸新幹線「はくたか」に乗り換えて、黒部宇奈月温泉駅で、降りました。

宿泊は、母親の妹(私の叔母)の旦那さんの実家にお世話になりました。

私は、子供の頃、叔母にも可愛がってもらい、叔母も大好きです😊

叔母は、叔母の孫娘に、大量に可愛い服を買ってあげており、そのお下がりをたくさんもらいました。

娘も叔母に会うのは、初めてで、叔母からもらった可愛らしい洋服を着せての対面でした。

叔母は、娘の顔を見ると、抱きしめて涙を浮かべ「よう来たね」と迎えてくれました。

その日は、叔母の旦那さんの運転する車で、お世話になる叔母の旦那さんの実家に行きました。

叔母の旦那さんからの実家から、お墓が近いので、母親と娘とまずは、お墓参り。

その日の夕食は、朝取れの越前ガニを用意してもらい、おいしくいただきました。

初め見る茹でたカニさんを見る娘もテンションが上がり、「カニさんおいしい😊」とうれしそうに食べました。

次の日は、おばあちゃんが、お世話になっている老人ホームに、行きました。

娘に「おおばあちゃんに会いに行くからね」と伝えると、

娘「おおばあちゃんは、どれだけ大きいの?」

と、子供らしい質問に、みんなで、苦戦して説明をしながら、向かいました😅

老人ホームでは、コロナの感染防止の厳戒態勢を取っています。

中に、入ることは、できません。

事前に、電話して、訳を話し、許可をもらっていましたが、老人ホームの玄関先で、ガラス越しでの対面となりました。

介護員さんが、おばあちゃんを車いすで玄関まで連れてきてくれました。

おばあちゃんは、私たちの顔を見ると、涙を浮かべとてもうれしそうにしてくれました。

認知症も進み、私の顔も分からないと思います。

でも、おばあちゃんは、目を細めて、涙を浮かべ、娘の顔をじっと見て、何度もうなずいていました😥

私もおばあちゃんに一言、二言声を掛け、「また来るね」と、お別れしました😥

短い時間の再開でしたが、おばあちゃんのうれしそうな、私が子供の頃のままの温かい笑顔を見られて、とてもうれしかったです😊

母親は、もう1泊滞在するとのことで、帰りは、私と娘の二人で、電車に乗り帰りました。

北陸新幹線に乗り、しばらくすると娘がしくしく泣き始めました。

「どうしたの?」と聞くと、

娘「今日も富山でみんなとカニさん食べたいよぉ・・😥」

よほど、楽しかったのか、いつまでもしくしく泣いています。

そんな娘を見ていると、私も子供のころ、富山から帰るときは、さみしくて帰り道に、しくしく泣いてたことを思い出しました😥

「富山からの帰りは、さみしくなるんだよ😥」

と、ひざの上に抱っこして、泣きやむまで、頭をなでてやりました。

私の大好きな人に会えて、とても素晴らしい旅になりました😊

また、おばあちゃんの顔を見に行けたらと思います。

 


2、ピアノの“おさらい会”で娘の成長に涙


娘は、ピアノを習わせています。

音楽は、人と人を心で結んでくれる素晴らしいものだと考えています。

私は、楽器は何も弾けません。

なので、子供には何か楽器でも弾けるようになればと思い、3才の頃から、通わせ始めました。

妻とも、「ピアノは、早いうちから習わせたいね」と、意見は一致していたので、妻との約束も守れました。

ピアノのレッスンは、近所の個人の先生にお願いしています。

ベテランで心優しい先生で、3才で、言うことを聞かない娘のペースに根気よく付き合っていただき、現在に至ります。

娘も先生のことは大好きで、とても良い縁に結ばれたと思っています😊

通っているピアノ教室では、子供から大人まで20名ほどの生徒さんがいらっしゃいます。

年に1回、ピアノの発表会があります。

それとは、別に年に1回、子供と大人に分かれて、“おさらい会”というイベントがあります。

おさらい会とは、通っている教室にみんな集まり、1人ずつ練習の成果を簡単に発表する会です。

子供たちの演奏が終わると、子供たちは、ワイワイとみんなで遊び、親たちはテーブルを囲み、先生を中心にお話を楽しみます。

おさらい会は、通っている生徒同士の交流の場でもあります。

しかし、今年は、コロナの感染拡大防止のために、教室に大勢の人数を集めることができないとのことで、野外コンサートで開催することになりました。

当日は、少し曇っていましたが、暖かい日でした。

コンサートと言うと、ドレスなんかを着てくる方もみえますが、先生もジーパンで、みなさんラフな格好で参加されていました。

娘も朝から自分で洋服を選び、鏡の前で、髪をお気に入りのゴムで二つ縛り参加しました。

演奏する順番は、クジで決めてました。

ピアノは、持ち込めないので、電子ピアノです。

娘の番が来るまで、みなさんの演奏に耳を傾けます。

生の演奏は、心に響きとても好きです。

娘の番になり、野外ステージに1人で歩いて向かいます。

ピアノの横まで来ると、先生より自己紹介をうながされ、自分の名前と演奏する曲名を恥ずかしそうに言い、おじぎをします。

ピアノに座ると、課題曲の「ちょうちょ」を弾いていきます。

和音も入っている“ちょうちょ”で、娘は、ヒラヒラ飛んでいるところを娘なりに演奏に表現します。

短い曲ですが、心に響きます😊

こんな小さい子に、楽譜を覚えさせて、鍵盤の位置と音を両手で弾けるようにする先生は、「すごい」と思います。

私なら、とっくにあきらめているか、娘ができなくてやらなくなっていたでしょう😅

娘に根気よく娘のペースで教えてくれるので、「楽しい」って言って、毎日家で練習をします😊

娘の演奏を聴き、通い始めた頃を思い出し感動しました😊

外だったので、きっと娘の演奏は、妻にも聞こえたはずです。

目を細めて、聴いている妻の姿が、目に浮かんできました。

娘の成長を感じるたびに、妻と一緒に喜べる感覚が残っています。

妻と娘を大事にして育ててきたからでしょう。

みんなの演奏が終わった後は、公園の広場で、小学生のお姉ちゃんたちに一緒に遊んでもらいました。

とても楽しそうに遊んでもらい、お姉ちゃんたちに感謝です😊

私も久しぶりに一日外で、ゆっくり楽しく過ごすことができました。

みなさんの素晴らしい演奏で心が洗われる、とても素敵な一日となりました😊

 


3、もみじ


娘が、5才になり、秋を迎えました。

私は、娘との時間を、私なりに大切に過ごしています。

娘も、日々成長しており、季節感も分かるようになってきました。

私と妻は、日本の四季が好きでした。

特にその季節にしか見られない花など、自然を好み、季節行事を楽しんでいました。

私たちは、気に入った場所があると、毎年訪れていました。

妻は、「毎年、同じ風景を、大切な人と見られることが幸せなんだ」と言い、今の幸せがずっと続くおまじないのように毎年同じ場所を訪れていました。

同じ梅、同じ桜、同じアジサイ、同じ藤、同じ海、同じ紅葉、同じ月。

いつも気に入った同じ場所に訪れて、その時の季節を楽しみ「幸せだね」とお互いの幸せを確かめ合っていました。

秋になり、娘と2人で、もみじを見に行って来ました。

妻とも何度も訪れた、もみじが、見事に赤く染まるお寺です。

娘と二人きりになってからは、3回目です。

落ち着いた庭と池があり、とても日本らしくて気に入っています。

今年も娘と訪れることができました。

手をつなぎ、ゆっくりお寺のお庭を散歩してきました。

妻が天国に行ってからは、思い出の場所を訪れると「娘と、あと何回一緒に来れるだろう?」と、無意識に思うようになりました。

そう思うだけで、その場の時間を大切にできます。

「毎年、同じ風景を、大切な人と見られることが幸せなんだ。」と、自然を見ながら、私に伝える元気な時の妻の横顔を、思い出します。

妻と私は、時間が、有限では無いことを知りました。

一緒に暮らしていても、娘が、中学生か、高校生になったら、もみじを一緒に見に行ってくれないかもしれません。

お友達と遊んでいる方が、楽しいはずです。

二人きりなので、仕方なしに、私に付き合ってくれるかもしれません。

その時は、手をつないで歩かないでしょう。

私が、年を取り、1人で行けなくなったら、お願いすれば、娘が連れて行ってくれるかもしれません。

その時は、別の意味で、手を取って一緒に歩いてくれるかもしれません。

赤いもみじを見ながら、小さい頃に、一緒に手をつないでたくさん写真を撮りながら、歩いたことを思い出すと思います。

妻が、もみじを見上げて、しみじみと「幸せだぁ」って言っていた横顔を思い出すと、涙があふれるかもしれません。

その時の時間を大切にできた分、たくさん心にも残ると思います。

毎年、日々の忙しさから少し離れ、自然が豊かな同じ場所に訪れ、ゆっくりと散歩する。

心が洗われて、心豊かな時間を過ごせます。

また、来年の秋も、娘と一緒にもみじを見に行けるように日々大切に過ごしたいと思います。

 


4、エピローグ


11月は、イベントがたくさんありました。

忙しかったですが、大好きな人、大好きな場所に娘を連れて行けて、とても多くの幸せな時間を過ごすことができました😊

また、娘の成長を日々、感じられるのも幸せです😊

どの時間も妻のおかげで、大切に過ごすことができます😊

妻には、感謝しかありません😊

妻は、テキパキと家事をこなしていましたが、とても“ていねい”に暮らしていました。

私には、すぐにマネできることでは無かったですが、忙しい毎日の日常でも、妻のように“ていねいに暮らす”ことを心がけ、生活を見直してきました。

最近では、心にゆとりができて、心地よい時間が多くなってます😊

妻が私に教えて残してくれたことは、たくさんあります。

妻は、いなくなり寂しくなりましたが、妻のおかげで、心は豊かになり幸せは増えています😊

娘の妻の記憶は少ないですが、妻の“想い”や“教え”が私の背中を見て、伝えられたら良いと思っています。

前回の記事を読む→娘の成長に妻と涙!?【シングルパパと娘の物語10】

次の記事を読む→妻との約束【シングルパパと娘の物語12】

 


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不登校1

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