子供が不登校で暴言がひどくなったときに親ができること【不登校4】

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不登校体験談

どーも気ままお父さんです!

最愛の妻が病気で亡くなりました😢
妻の想いを繋ぎ5歳娘を1人で
育てているシングルファザーです。

家事育児、生活の質が上がったこと
紹介しています。

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3人の娘が、不登校になり途方に暮れる妻。

家の中で全員のストレスがたまって
爆発します。

妻への暴言なども出てきました。

その時に取った行動と結末をまとめました。

子供の暴言などに困っている方の、
参考になればうれしいです。

目次
1、妻が最初に取った行動
2、母親への暴言の心理を考える
3、家庭環境の悪化
4、受け入れると無くなる暴言


1、妻が最初に取った行動


妻と私は同じ職場で働いていました。

妻は、仕事に誇りを持っていました。

妻は、とても頭の良い人で特に暗記が
得意でした。

人の顔と名前や、過去にあった出来事は
時系列を立てて、正確に覚えることが
できます。

なので、職場の仲間は、分からないことが
あると何でも妻に聞いてました。

また、良く気が付く人で、周囲への
細かい配慮ができます。

同じ会社に、15年以上勤めており、
みんなからの信頼は厚いものがありました。

妻は、仕事にやりがいを感じ、

誇りを持って勤めていました。

突然、3人の娘が不登校になりました。

外に出られない娘たちは、家の中で
悶々とすごすことになります。

ストレスをためて、その掃き出し口は、
家族となります。

姉妹でも、良くケンカをしていましたが、
一番の矛先は、母親であるになりました。

日に日に、妻への暴言は、ひどくなって
いきます。

妻は、娘たちにどう接して良いか
分かりませんでしたが、このままでは
いけないということは、分かってました。

とにかく、妻は、3人の娘と関わる時間を増や
そうと思い、15年以上勤めた会社を
辞めることにしました。

しばらく、休むこともできましたが、
娘にきちんと向き合いたいこと、会社に
迷惑を掛けたくないことを理由に退職を
決意しました。

妻の精神を支えていた仕事。

離婚後も娘たちのために働き、生活を
支えてくれた仕事。

妻は不安はありながらも、娘たちのために
大切にしていた仕事を辞めて、一緒に家で

過ごすことを決意しました。


2、母親への暴言の心理を考える


子供たちの暴言に対応するために、
「なぜ、母親に暴言を言うのか?」
ということを、考えました。

原因が分かれば、対処ができると思った
からです。

自分に自信が持てない人は、うまく
いかないことが起こると、誰かのせい
したり、環境のせいにしがちです。

自分に自信が持てていると、うまく
いかないことがあったとしても、現実を
受け止めて、自分が悪かったことを改め
次に進もうとします。

自分に自信が持てないと、現実を受け止め
ることができません。

うまくいかないことがあると、「自分は
ダメな人間だ」と落ち込んでいきます。

それが、ストレスになり表れる行動が
家族への暴言です。

自分に自信が持てていないことは、3人の
娘に共通していました。

妻に叱られるたびに、暴言が飛び出して
いました。

「お前が離婚するからだ!」
「お前が勝手に産んだからだ!」
「この家に生まれてきたからだ!」
「頼むで死んでほしい!」

家中に響き渡る怒鳴るような大きな声
母親に向かって言うのです。

子供の暴言は、自分に自信が持てず
現実を受け入れることができずに、
言っても許してくれそうな家族に向けて
吐き出します。

父親よりは、母親に出ます。

母親は何でも許してくれるということを、
分かっているからです。

なので、暴言は自分に自信が持てず、
全てを許してくれる母親が、何かを
指摘してきたときに出てきます。

指摘しないと暴言は出てきません。

機嫌が悪いと何も言わなくても通り
すがりに

「死ね」

って、聞こえるようにボソって言ってくる
程度です。

怒鳴られてばかりだと、感覚もマヒして
きてそれぐらいは平気になります。

余談ですが、反抗期の反発行動と良く
似ていますが、違いがあります。

通常の反抗期は、迷いながらも自分に
自信を持っています。

自信を持っているのに、親から指摘され
るので、反発してくるのです。

なので、反抗期は自分への迷いが
消えれば自然とおさまります。

自分に自信があるかどうかが反抗期の
反発との、大きな違いとなります。

しかし、対応方法に大きな違いは
ありません。

暴言や反発の原因は、母親に分かって
欲しいからです。

分かって欲しいから、暴言や反発をして
くるので、そのまま受け入れることが
最善の対応となります。

しかし、分かっていても、そうは

うまくいきません。


3、家庭環境の悪化


暴言を受け入れるというのは、なかなか
簡単なことではありません。

母親も人間です。

暴言を娘たちに言われるたびに母親も
自信を失います。

「私が娘たちを不幸にしている。」

「私が離婚せずにがまんすれば、娘たちは
幸せになれたかもしれない。」

「生まなければ良かったのかな、、」

とネガティブな思考になってしまいます。

娘に何か言うと、暴言が返ってくるので、
話しかけるのも怖くなります。

妻からだんだん笑顔が、

消えていきました。

妻も自分に自信が、持てなくなって
いました。

自信の無い母親を見て、娘たちはさらに
不安になり、さらに攻撃的になって
いきます。

妻も仕事を辞めて、娘3人と1日中家に
いるようになり、一緒にいると暴言が増え
家庭環境は悪化していきました。

娘たちは、昼夜逆転して夜中ずっと3人で
起きています。

しばらくは、妻もこのままではいけないと、
「早くお風呂入ったら?」などと伝えるも
暴言で返ってきます。

家の中の勢力図は、“母親”VS“3人娘連合”

最初は優勢であった母親も、度重なる
攻撃で弱ってきており、しばらくすると
3人娘連合のやりたい放題となりました。

3人娘連合の結束は、固いです。

それぞれが、自分が仲間外れにならない
ように、相手の様子をうかがっていました。

時には、3人娘連合でも仲間割れが起きて
ケンカが起こります。

それでも妻のところには誰も寄ってきません。

妻は、娘との関わる時間を作るために、
仕事を辞めましたが、辞めてから3か月は
このように家庭環境は、悪化していきました。


4、受け入れると無くなる暴言


受け入れることができれば暴言は
無くなります。

暴言に対して反応しているうちは、
家庭環境はどんどん悪化していきます。

妻も最初のうちは、生活態度や暴言を
注意していました。

荒れている生活態度や暴言に対して、口を
出すのは、親として当然だと思っていたから
です。

しかし、暴言の心理などを考えているうちに
対応方法は逆ではないかと思いました。

指摘や注意をするより、そのままを
受け入れるのです。

子供は、母親に自分でもどうにもならない
気持ちを分かって欲しいから、親が気に
入らない態度や行動を取ります。

その態度や行動を正そうと思い、指摘や
注意をしても「分かってくれない」と
さらに溝を深めることになります。

妻が、具体的に取った行動は、
「オールOK」です。

まずは何でも「OK」してみることに
しました。

生活態度でいうと、夜遅くまで起きていて
昼過ぎまで寝ているという習慣をOKします。

もちろん、学校に行かないとは言え、
夜はきちんと寝て、朝起きて欲しいです。

しかし、指摘したい気持ちを抑えて
何も無かったように昼に起きてきたら
「おはよう」と普段通りにあいさつする
のです。

暴言に対しては、反応しないように
しました。

何を言われても「そういう気持ちなんだね」
と理解していきます。

「死ね」と言われて本当に死んで欲しいとは
思ってないはずです。

要望に対しては、何でも「いいよ」
言うようにしました。

「おかしやジュースを買ってこい」やら
「雑誌を買ってこい」、「マクドナルドが
食べたい」など、色々言ってきます。

叶えられる要望に関しては「いいよ」と
言って叶えちゃいます

アパートに住んでいたので、「一軒家に
住みたい」とグチグチ言ってきので
「思い切って引っ越すか、
どんな家がよい?」と前向きな言葉で
返していきました。

すると、

3人娘は落ち着いて生活する
ようになったのです。

暴言などはすぐに無くなりました。

昼夜逆転は、なかなか治らなかったですが
娘が自分で治したいと努力を始めました。

要望は、言わなくなり、欲しい物があると
相談やお願いをしてくるようになりました。

妻と私は、この効果には驚きました。

最初は、注意や指摘せずに全てを「OK」する
と、娘たちはもっと調子に乗って、暴言が
ひどくなると思っていました。

しかし、完全に逆でした。

調子に乗るどころか、良くなっていきました。

この話を職場の皆さんにお話をすると

「うちの子供の要望を全部聞いたら
 破産する(笑)」

とほぼ全員が言いました。

妻と私も最初はそう思っていました。

私たちは、「破産してもいいや」という
覚悟で子供の要望を全て叶えようと決心し実践して
みました。

実際は、要望などは言ってこなくなり
欲しい物があると、お願いや相談に
くるようになったのです。

それも全て叶えてあげると、必要な物
以外は、言ってこなくなりました。

そして、欲しい物は自分で買うように
なりました。

子供を受け入れることに関して、注意が
あります。

注意や指摘をしないのは、

“放置”とは違います。

“放置”では、良くなっていきません。

子供の気持ちを分かったうえで、受け入れる
ことが大事になります。

気持ちを分かろうとせずに、逃げては
余計に状況を悪化させます。

最初はキツいですが、逃げずに向かい合って
受け止めてあげてください。

すぐに以前のように、可愛いと思える

子供に戻ります。

次回は、環境の変化について書いていきたい
と思います。


最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

このブログでは、家事育児が初心者である
お父さんと娘との奮闘記、妻とのこと、
私が実生活で取り入れて、生活の質が
向上したことなどを主に書いています。

また、3人の娘が同時に不登校で悩んでた
時の親としての苦悩や体験談も30記事
書いてあります。

不登校に悩んでいる方がみえたら
力になりたいので読んでみてください。
不登校1

私も同じ悩みを持っている方の体験談などを
読ませていただき前向きに頑張っている姿を
想像し励みになり力になりました。

私も不登校で悩んでいる方の力や励みに
なれればうれしいと思います。