【天国の妻に46通通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語「小学三年生」

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シングルファザーが、天国の妻に宛てた手紙たち<不定期>

どーも気ままお父さんです!

6年前に最愛の妻を病気で亡くしました😢
「妻の想い」と「娘の笑顔」を大事に9歳娘を1人で育てている49歳のシングルファザーです。

今は、死別を受け入れ、娘と二人で、幸せと笑顔いっぱいに暮らしています😊

どのようにして、ツラい不安ばかりの日常を、楽しい日常に変えられたのか?

このブログには、死別の受け入れ方、老後のお金の不安解消法、家族の心温まるエピソードを残しています。

何か小さなことでも、当ブログが皆様のお役に立つことができたなら、うれしいです😊

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【天国の妻に46通通目の手紙】死別シングルファザーと娘の物語「小学三年生」

先に目次へ行く

1,はじめに

私は、妻が病気(メラノーマ)で他界して、2才の娘を、1人で育てることになった時、初めての育児で、分からないことばかりでした。

その時、すごく励みになったのが、シングルファザーさんたちの、ブログでした。

ブログに書いてある悪戦苦闘の毎日は、私たちの生活に重なることが多かったです。

私も、そんな先輩シングルファザーブロガーになりたいと、シングルファザーのブログを立ち上げ、運用しています。

子育てに死別も離別もないのですが、「死別された方の励みになればいいな」って思いながら、いつもキーボードを叩いています。

妻への手紙を不定期で書いています。

良かったら読んでください😊

目次
1,はじめに
2,小学三年生

2,小学三年生

今年(2024年)の4月に、娘は、小学校3年生に進級しましたよ。

娘が2才の時、あなたは、お空に行ってしまったので、あれから6年ほど経ちました。

あなたは、娘が、問題なく育つか、とても心配だったと思います。

あの頃の私も、1人で育てられるか、とても不安でした。

私にとって、1人での慣れない家事育児は、とんでもなくやることが多くて大変でした。

家事は、掃除に洗濯、炊事、育児は、おむつ交換、着替え、歯みがき、お風呂、ドライヤーと、ずっと休む間もなく、手を動かしていたように思います。

ただ、忙しく大変でしたが、辛いと思ったことはありませんでした、

逆に、家事も育児は、とても楽しさを感じながらできています。

特に育児は、楽しいです。

ずっと、娘と1対1で接しているので、娘のちょっとした成長を見つけて、感動することができるようになりました。

また、可愛い娘の髪を二つに結んでは、写真を撮ったり、可愛い服を着せては、写真を撮ったり、私のスマホの中は、娘の可愛い写真でいっぱいになり、見返すと、当時のことが蘇り、感動できます。

娘も良く笑ってくれたので、いつも楽しく生活することができました。

2人きりの生活ですが、娘は、寂しいと思うことは無いようです。

たまに聞いてやるんです。

「お母さんがいなくて、寂しくないかい?」

娘「寂しくないよ。お空にいるし、お父さんがいるもん。」

娘が、お母さん(あなた)を喪ったのは、2才の時です。

あんなに甘えていたのですが、まだ物心のつく前のことなので、ほとんど覚えていないんです。

いなくなったことが分からないような状況から始まり、小学三年生にまで成長してきました。

娘からすると、最初からあなたはいない状況でしたし、いなくて当たり前の生活でした。

なので、寂しいという感覚にはならないみたいです。

ただ、娘が、あなたのことを忘れたわけではありません。

6年間、毎日、あなたの写真に向かって、「かっか、おはよう」「かっか、いってきます。」「かっか、ただいま」と、手を合わせ伝えています。

「かっか」とは、あなたのことで、2才の時から、呼び方が変わってません。

あなたに甘えていた時の写真はたくさん残っているので、その写真を見て、「いいなぁ」なんて、うらやましがったりはしますが、寂しくてシクシク泣くことはありません。

保育園や学童には、いつも、私しかお迎えに来ないので、お友達から「なんでお母さんが来ないの?」って聞かれることもあると言います。

そんな時は、「お空に行ったからだよ」って教えているみたいです。

ごく当たり前のように娘が伝えるので、お友達も「そっか」と、特にそのことをいじったりされることはないようです。

娘は、娘なりに、きちんと死別を受け入れられていると思います。

病気が発覚してから、未来が、心配で不安でしたね。

心配通りのこともたくさんあり、娘と違い、私は寂しくて泣くこともありましたが、袖で涙をぬぐい、根性で乗り越えてきました。

乗り越えられたのは、「あなたの想い」と「娘の笑顔」があったからです。

あなたは、自分がいなくなり、すべてを私に丸投げしていくのをとても「申し訳ない」と思っていました。

また、自分のせいで、娘に不憫な想いをさせるのもとても「申し訳ない」と思っていました。

それでも、私には、「あなたにしか任せられない、あなたなら大丈夫。」、娘には「いつも笑顔でいて欲しい」と伝え、お空に旅立ちました。

私は、あなたの分まで頑張ろうと思いましたし、娘にも想いはきちんと伝わり、娘は毎日、笑顔で過ごしてくれました。

あなたが何気に残してくれた想いがあり、ここまで来れたと、感謝して過ごしています。

しかし、子育てもこれからが、本番かもしれません。

今までは、「可愛い、可愛い」で育ててきましたが、本当の育児はこれからかもしれません。

娘は、これから思春期を迎え、どんどん大人の女性になっていきます。

この6年間は、本当の育児というのを教えてもらいましたが、私は、これから、娘とぶつかることも多くなり、本当の意味で、女性を学び、理解していくのかもしれません。

今までとは違う子育ての苦労があると思いますが、やはり原点は、「笑顔」を作っていきたいと思います。

いつも2人で笑って過ごしていくことが、あなたへの何よりの供養だと思っているからです。

今でも、危なげない2人ですが、これからも、お空から、暖かく見守っていてくださいね。

 

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