始業式の朝は登校失敗【不登校17】

スポンサーリンク

どーも気ままお父さんです。

私が3人の不登校の娘たちに親として関わりそれぞれが学校に行けるようになるまでの体験談を語ります。
不登校で悩んでいる方々の力や励みになればうれしいです。
今日は小5娘の初登校について書きたいと思います。
目次
1.前回までのあらすじ
2.小5娘の様子
3.親との関係
4.始業式の朝
5.2日目の朝
1.前回までのあらすじ
娘3人中3人とも不登校になり1年半が経ち4月の進級の時期を迎えました。
一番上の高1姉は半年で復活。
中2娘と小5娘はまだ学校に行けていませんでした。
そこで妻と私は思い切って引っ越すことに決めました。
学校が変われば知っている友達もいないので気にせず学校に行けるかもと思ったからです。
2.小5娘の様子
新しい小学校は先生方がとても親切です。
教頭先生も家に来てくださり不登校の娘を励ましてくれるほどです。
小5娘が一番学校に行けずに「やばい」と思ってました。
このままではいけないと子供ながらに思ったのでしょう。
これを機に「学校に行こう!」と心に決めます。
3.親との関係
まだ第2反抗期でもなく思春期でもないですが姉たちがいる影響か言いたいことが伝わらないと暴言や物に当たったりします。
妻との関係は気分によって良かったり悪かったりします。
妻も分かっているのでそんなに怒ることもありません。
受け入れてる感じでした。
私は不登校になって半年経ってから急に一緒に住みました。
小5娘は私と顔を合わせることができませんでした。
私が何かしたとかではなく、うまく言えませんがおそらく母と暮らし始めて楽しそうにしているのがただ気に入らなかったんだと思います。
私たちはこんなに悩んでいるのに!って。
我々が何も悩んでいないように思ったんでしょう。
とにかく広い家に引っ越ししましたが広いと言ってもかくれんぼができるほど広い訳でもないですが2階に子供部屋を作ったので私が在宅中は1階に下りてきません。
私が仕事のときは私より1時間も早く起きて準備して学校の時間まで部屋にこもり、帰りは私が帰ってくるまでに寝る準備を済まし9時には寝てました。
だから私はいるのかいないのか分からないぐらいでした。
たまに反抗的に床を足でドンドンやるので「元気そうだ」と妻と苦笑いしてました。
なので、私との関係はとても良いとは言えませんが私の考えなどは妻からタイミングを見てもらい小5娘に伝えてました。
4.始業式の朝
さあ、学校です。
4時半から起きて準備します。
朝ごはんは各自で準備が家のルールでした。
だいたい妻がごはんと味噌汁を作りおきしてくれていたのでお椀に入れるだけです。
ごはんを食べながらイヤホンで前日に録画したテレビ番組を観ます。
私が8時には帰ってくるので好きな番組は全て録画して朝観てました。
私は5時半に起きますのでそれまで思う存分テレビを観ます。
5時半になると2階にすっとあがってしまいそこから学校の登校時間の7時40分まで自分の部屋で待機します。
始業式の朝は7時35分には玄関でスタンバイ。
ランドセルを背負って靴を履いて時間になるまで待ちます。
妻は一緒に行こうか?と言いますが誰も親なんてついて来てないので「いやだ」と拒否。
妻はやきもきして玄関で励ましますが7時39分に色々言われて嫌になったのか部屋に戻ってしまいました。
先生も心配して来てくださいましたが顔を出すことはありませんでした。
しばらく部屋から出てくることは無かったと言います。
初登校は失敗に終わりました。
5.2日目の朝
妻と私はまたしばらく学校に行かないなと思ってました。
諦めた訳ではないですが小5娘の性格から行けないだろうと判断したんです。
妻には日頃から心の解決をしてあげないと学校への復帰は難しいだろうと伝えてました。
娘たちの様子を見ていると全員に共通するのが自信の無さです。
人からどう見られているかなど他人からの評価ばかりを気にしてました。
ポジティブに考えれればいいのですが自己肯定力もないのでネガティブに考えてしまいます。
何の根拠も無く「あの人私のこと見て笑った。きっとバカにしてるんだ」と言ったりします。
なので、他人がどう思おうと自分は自分と思えるようにならないと社会で大変な思いをし人間関係が嫌になり一時的に復活してもまた学校や会社に行けなくなるだろうと思ってました。
なので、妻には
1.親が笑って過ごす
2.全て承認する
この2つを徹底して安心して家にいることができ自己肯定力をあげていくことが大事だと話し合ってました。
この頃、小5娘には安心して家にいれるような環境も作ってあげられておらず自己肯定力もまだまだついてないのでまだ復帰は早いかなと想像してました。
しかし、なんと二日目の朝もきちんと準備しているではありませんか。
前日の失敗を繰り返さないようにあれこれ励ますのを止めます。
二日目の娘は5分前から玄関と部屋を行ったり来たりしてます。
自分と闘っているのでしょう。
私と妻はリビングでドキドキしながら手を取り合い心の中で「頑張れ」と応援します。
「ガチャ」
と玄関が空いた音がしたと思ったらもうすでに玄関にはいませんでした。
妻と私は大喜びしました。
私たちの予想を上回り学校に行ってしまいました。

ここからたまに行かない日もありましたが毎日学校に行くことになります。
学校に「行きたい」ではなく「行かなきゃまずい」という思いが強かったのですが学校に通いながら成長を見守ります。
ただ楽しい学校ライフとはいきません。
一言もしゃべることができないからです。
先生やお友達がたくさん声をかけてくださったんだと思います。
とても感謝しています。
周りの協力もあり何とか復帰できました。
思い切って引っ越しして良かったと思いました。
妻と私の予想は「まだ早い」でしたが子供たちの力はすごいと思いました。
私が3人の不登校の娘に関わり復帰までに体験したことや感じたことを書いていきます。
不登校に悩む方々の力や励みになればうれしいです。
次回は火曜日に小5娘の通いだした様子を書いていきたいと思います。
読んでいただけたらうれしいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
不登校体験談
スポンサーリンク
シェアする
気ままお父さんでほっこりしてみる↓