教室までの道のり【不登校11】

スポンサーリンク

どーも気ままお父さんです。

3人の娘が不登校になった体験談を語ります。
不登校に悩む親たちの力になればうれしいです。
目次
1.教室までがハード
2.中間テスト
3.一人で登校
4.いざ教室へ
5.家の様子
1.教室までがハード
何とか休まずに登校できるようになり妻と私も一安心してました。
ここまで順調にくるとすぐに授業を受けられるようになるかな?と思ってましたが教室までがなかなか遠かったです。
本人はどのような顔して教室に入って行ったら良いか分かりません。
みんなの対応がどうなのか怖いようです。
今までずっと休んでいて突然「おはよー!」って教室に入っていくのは無理があります。
もちろん先生もクラスメートにきちんと説明してそれなりの対応をしてくれることは分かってはいますがなかなか一人では難しいです。
2.中間テスト
通い出して少ししたら中間テストが始まります。
中間テストは教室で受けれるかなと思ってましたがこの頃はまだ教室に入れていませんでした。
テストは自習室でも受けることができるので中間テストは自習室で受けることにしました。
結果がどうのこうのよりこの頃はテストが受けられるだけで感無量といった感じです。
成績に反映されたとしても授業を受けていないので通知表の評価はされませんがテストは無事に受けることができました。
3.一人で登校
中間テストぐらいまではまだスクールカウンセラーと一緒に登校していました。
登校の時間も最初のうちはみんなとずらしてなるべく顔を合わせないようにして始まりこの頃はみんなと一緒の時間に登校ができるようになってました。
スクールカウンセラーが本人に一人で学校に行けそう?と聞くと「うん」とうなずきます。
ここまで慌てずに慎重にきました。
ここで焦って無理するとまた逆戻りなのですが学校に通えるようになってからは少しずつですが自信がついてきているのも目に見えて分かっていました。
本人も大丈夫だということで一人で登校してみることにしました。
妻はとても心配してましたが私はこの頃には娘の決断は正しいと思えるようになっておりさほど心配はしていませんでした。
本人が一番何事もないように準備をしていきます。
いつものように妻は玄関から出ていく娘を送り出し見えなくなるまで背中を見守ります。
いつもは二つだった背中が今日から一つになりました。
それでもスクールカウンセラーと通っていたように足取りは軽くスタスタと歩いていきあっという間に見えなくなりました。
この短期間でとてもたくましくなったように思います。
妻は一つ一つのステップアップに涙を堪えきれず喜んでいました。
これで普通に通える‥‥‥そんなんを予感させてくれました。
4.いざ教室へ
中間テストは自習室で受けてしばらく経ち最終難関の教室までどのような段階で行くか検討に入りました。
いきなりは無理なのでやはり段階を踏みます。
本人にどうしたいか聞きますがなかなか教室に入る勇気が出ません。
スクールカウンセラーの提案はまずは朝の会をやっている途中でスクールカウンセラーと一緒にこっそり入室して用意されている一番後ろの席に座り朝の会に参加して朝の会が終わる前に退室するというものでした。
一歩一歩です。
それに慣れてきたら次は一人で同じようにして慣れたら少しずつ時間を伸ばしていくという作戦です。
本人もそれなら大丈夫そうだと承諾し実行してみます。
クラスメートはもちろん娘が教室に入ってくることを知ってますがジロジロ見たり話し掛けたりはせず何事もないようにやり過ごしてもらうよう協力してもらいます。
もちろん担任の先生も娘が突然入ってきても話を止めたりせずに何事も無いように朝の会を進めていきます。
先生方やクラスメートの皆さんにも応援してもらい少しずつですが教室にいる時間も長くなっていきます。
教室まで少しずつ行けるようになってましたが1学期の期末テストは自習室でした。
もうすぐ夏休みというところで朝の会は一人で参加できるようになってました。
うちの娘はそんなペースでした。
5.家の様子
1学期は家に帰ってくるとテンションが高くずっとしゃべってました。
二人の妹はまだ学校に通えず家にいるのですがそんなお構いなしで学校であった出来事を話します。妹たちはうんざりしてましたが今は中3娘が無事に通えるように見守ります。
妻も中3娘の話を聞きます。
それを私が帰ったら話してくれます。
ほんとに徐々にですが通えるようになってきていたので妻と私は喜んでいました。
ちょうどこの頃、お姫様も誕生してみんなで新しい家族を迎えまだ小学生の二人は学校に通えていませんでしたが家の雰囲気は明るく笑顔が増えていました。
お姫様は我が家の救世主でみんな「かわいい、かわいい」とニコニコして面倒みてくれます。
3ヶ月前の怒鳴り声と暴言と暴力で殺伐とした雰囲気は無くなっていました。
私も色々な出来事もポジティブに考え妻に伝えるようにし妻の笑顔が無くならないように心掛けます。
こんな中、長い夏休みに入っていきました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
学校での対応は思っていたより手厚く信頼できるものでした。
時折、妻も私も学校に行き担任の先生や教頭先生とも面談し学校での様子や受験やこれからのことを相談できました。
対応は学校によっても違うと思いますが本人が「学校に行きたい」ってなったとき色々な方法があるので参考になればうれしく思います。
不登校体験談
スポンサーリンク
シェアする
気ままお父さんでほっこりしてみる↓